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『開咬/オープンバイトの特徴と治療法とは?』|町田の矯正歯科専門の歯科医院|土日診療-町田駅前矯正歯科

『開咬/オープンバイトの特徴と治療法とは?』

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『開咬/オープンバイトの特徴と治療法とは?』

『開咬/オープンバイトの特徴と治療法とは?』

                           町田駅前矯正歯科医院長 渡邉 博人

みなさんラーメンは好きでしょうか?

おいしいですよね。しかしラーメンをすすったあと前歯で麺をしっかりと切れていますでしょうか?うまく切れずに舌を前歯に押し当てて麺を切る方は開咬(オープンバイト)かもしれません。

 

今回は前歯が空いていることによる歯並びの不具合『開咬、オープンバイト』についてお話ししていきたいと思います。

 

 


 

①開咬(オープンバイト)の特徴

 

開咬という歯並びは、上下の前歯が接しておらず隙間が空いている歯並びになります。軽度であれば、しっかり咬んで上下の前歯が少し空いている程度ですが、重度だと手術併用の矯正治療か必要なので注意が必要です。また前歯が空いているので、空気が抜けてしまい、サ行やタ行の言葉の滑舌が悪いことが多いです。また上下の前歯同士が空いているために、物を飲み込む時に舌をその間から出してしまう癖(舌癖)がある場合もあります。

 

 

 


 

②開咬(オープンバイトの原因)

 

舌癖(ぜつへき)

 

まずよく見られるのが、舌癖の中でも舌突出癖(舌を上下の間から出してしまう癖)が強い場合に、上下の前歯の隙間が空いてしまうことがあります。これは明らかに舌のせいです。歯槽性の開咬といわれており、舌突出癖を治しながら治療すると比較的治しやすい開咬です。

 

 

骨格的要因

 

もともと骨格的要因のある開咬は、下顎が時計回りに回転し、顔が面長の特徴があります。これは、もともと骨格の構造的に開咬で、治療の難易度が一気にあがります。歯科矯正用アンカースクリュー(歯肉に埋める小さなネジ/矯正用インプラント)を使ったり、手術併用の矯正治療(顎変形症)になったりします。

 

悪習癖(あくしゅうへき)

 

いわゆる癖です。例えば鉛筆や爪を噛んだり、子供だと指しゃぶりなどが入ります。舌癖と同じで上下の前歯に何かしらのものが挟まると、上下の前歯に隙間ができて開咬になってしまいます。

 

 


 

③開咬の治療法とは?

 

開咬の治療法は、開咬の原因除去をしつつ歯並びや骨格へのアプローチをしていきます。多いのが舌癖で上下の前歯が空いてしまうことです。この場合にはが前に出ないような柵のついた装置(タングクリブ)を着けつつ、表側矯正、裏側矯正を行なっていきます。ただ舌癖が原因であれば治療は比較的容易なのですが、骨格的な要因も絡んでくると治療は難易度があがります。上下の前歯の空き具合と上下歯列の前後関係のズレ(上顎前突の度合い)の大きさによって、小臼歯4本抜歯+歯科矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)の使用になったり、重度だと小臼歯4本抜歯+手術(オペ)併用の矯正治療になっていきます。要は骨格的なズレが大きいほど歯だけでは治すことができないので、骨格的変化が起こる治療法の選択が必要になってきます。舌癖を取り除いて移動してしまった上下前歯を正しい位置へ移動させてくるか、または骨格的にもズレているのであれば下顎を反時計回りに回したり骨格自体を移動させていくのが開咬の治療法となります。

 

 

 

 


 

④開咬の気をつけなければならないところ

 

開咬の気をつけなければならないところは『後戻り』です。私自身そこを特に注意深く見ています。開咬は他の矯正治療対象の歯並びよりも後戻りの率が高めです。その理由としては舌癖がなかなか取れずまた再発してしまう。骨格的な改善をしても開咬を治すために動かす量も大きいために後戻量も大きくなってしまう。そのため開咬の治療ではオーバートリートメントをして後戻りを想定した矯正の終わらせ方にしております。どういう歯並びかというと咬み合わせを少し深い状態で終わらせてあげて、少し後戻りをして正常になるように調整してあげることです。これにより最終的には正常な、歯並びにすることが可能です。ただし舌癖がとても強い場合にはタングクリブをリテーナーにつけて夜寝ている間も舌で歯を押さないように予防する必要があります。

 


 

⑤開咬を絶対的に治した方が良い理由

 

開咬を絶対的に治した方が良い理由とがあります。昔厚生労働省が8020運動(80歳までに20本歯を残しましょう)というものをやって調査したところ8020を、達成していた人には共通点があったとのこもです。それは開咬や反対咬合(反対のかみ合わせ)の方は1人もいなかったということです。これはどのように解釈すればよいのでしょうか?まず、歯を生涯に渡って

失う原因としては虫歯か歯周病です。歳を重ねると虫歯の進行は遅くなりますが歯周病は同じように歯槽骨を溶かして歯を失わせます。歯周病の原因には細菌の他に咬む力のバランスの悪さによっても歯槽骨が吸収してしまい歯を失ってしまいます。この咬む力のバランスの悪さを発生してしまうのが開咬と反対咬合なのです。これはなぜかというと正しい前歯の関係(被蓋関係:上下の前歯の被さり度合い)が力のバランスをある程度コントロールするからです。そのため、他の歯並びは前歯が比較的に正常な被蓋関係なので、力のバランスをうまく保てるということです。開咬は被さり度合いがほぼなく、反対咬合も逆に咬んでいるために、前歯はうまく機能していません。そうなると奥歯の負担が増し、奥歯から壊れていきます。開咬の患者様の奥歯に詰め物が多いのもその影響と考えられます。

 


 

【まとめ】

☑開咬(オープンバイト)の特徴がある

☑開咬(オープンバイトの原因)は3つある

☑開咬の治療法には重症度によって治療法が大きく変わります

☑開咬の気をつけなければならない『後戻りの問題』

☑開咬を絶対的に治した方が良い理由である咬合力の問題

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