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出っ歯(上顎前突症、下顎後退症)とは?|町田の矯正歯科専門の歯科医院|土日診療-町田駅前矯正歯科

出っ歯(上顎前突症、下顎後退症)とは?

Medical

出っ歯(上顎前突症、下顎後退症)とは?

『出っ歯』は、矯正専門用語としては、上顎前突症や下顎後退症とも言われております。

わかりやすく言うと『出っ歯=上下の前歯の差(オーバージェット)が大きいこと』を指します。

数字的には、オーバージェットが約4.0mm以上を指しています。出っ歯といえども、上の前歯が出ているのか、または、下の前歯が出ているのかによって細かい分類が変わってきます。

出っ歯の側面図
上下の1番前の歯(上顎中切歯と下顎中切歯)の差がオーバージェットと言い、2~3mmが正常と言われています。
出っ歯の正面図
上下一番前(正中:真ん中)にある歯が上下顎の中切歯という基準になる前歯になります。

上顎前突症

上顎や上顎の前歯がお顔の骨格的な基準よりも前方に出ている状態です。矯正治療単独の場合手術併用の矯正治療(顎変形症)の場合があります。

上顎前突症の治療法

➀上顎のみ2本抜歯(小臼歯)で行う方法

上顎のみ2本抜歯(小臼歯)イメージ

◎ メリット

  • 抜歯はするが、上顎のみ2本抜歯(片側抜歯)で済むこと。

✕ デメリット

  • 歯を抜くこと。
  • 下の前歯の位置は変わらない(下の前歯も後ろに下げたい場合には、対応不可)。

※専門用語では、2級仕上げの奥歯の関係になりますが、かみ合わせには問題はありません。

②上顎2本抜歯(小臼歯)+下顎2本抜歯(小臼歯)で行う方法

イーラインの図
イーラインを意識した矯正治療も可能です。

◎ メリット

  • 下の前歯の位置も後ろへ下がるので、口元のダイナミックな変化が大きい。
  • 口ゴボ(上下顎前突症)に大変有効。
  • 下のガタガタ(叢生)の改善にも有効。

✕ デメリット

  • 歯を抜く数が多い。

イーラインが整った女性イメージ

③歯を抜かないで、歯科矯正用アンカースクリューで、上顎を後ろへ引く方法


歯科矯正用アンカースクリュー

◎ メリット

  • 少しの出っ歯であれば、小臼歯を抜かないで出っ歯を治せる。

✕ デメリット

  • 時間がかかる。
  • 条件が悪いと、後戻りしやすい。
  • 歯科矯正用アンカースクリューが必要。
  • 上顎の前歯の後ろへ下げる量が抜歯の矯正治療よりも少ない傾向がある。

④手術で上顎を後ろに後退させる方法

全身麻酔の手術
全身麻酔にて手術を行います。
約2週間の入院も必要になります。

◎ メリット

  • 歯だけではなく、骨格から根本を治すことができる。
  • 保険(顎変形症)での治療が可能。

✕ デメリット

  • 全身麻酔での手術が必要。
  • 上顎の骨を下げられる量はそこまで多くないので、ケースが限られる。

上顎を後ろにさせる為の手術
上顎を後ろに後退させる為の手術
(Lefort Ⅰ型骨切り術)

下顎後退症

下顎の骨格自体が後ろに後退している、顎(オトガイ)がほぼない状態です。
鳥貌(バードフェイス)とも言われます。鳥は顎がないので、そのように呼ばれます。

下顎後退症の治療法

下顎後退症の骨格イメージ

下顎の後退量が大きい場合には、矯正単独ではなく、手術を併用する矯正治療(顎変形症)が必要になります。その際に、上下の前歯の骨に対するが悪い場合やガタガタ(叢生)が強い場合には、追加で抜歯の方を行っていくこともあります。

◎ メリット

  • 歯だけではなく、骨格から根本を治すことができる。
  • 保険(顎変形症)での治療が可能。

✕ デメリット

  • 全身麻酔での手術が必要。
  • 上下の両方の骨切りのオペになる可能性がある。