マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは、マウスピースを7日から14日で交換して新しいマウスピースへ変えることにより、全体の歯を0.2mm/枚ずつ動かしていくマウスピース矯正装置です。マウスピース矯正装置にはいろいろありますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は全体矯正が出来る唯一のマウスピース矯正装置です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)はアメリカ発でアライン社が行なっている矯正サービスです。全世界の100カ国以上で使用されており、総患者数は900万人を突破しています。マウスピース矯正では、シェアトップの矯正装置です。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリットとデメリット
メリット
- 目立ちにくい
マウスピース型矯正装置(インビザライン)はマウスピース矯正の分類になり、喋っているときや笑った時には目立ちにくくなっております。ワイヤー矯正と比べると明らかに目立ちにくい矯正装置です。 - 痛みが少ない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)はワイヤー矯正と違ってAIが設定した移動量以上は動きません。毎回のマウスピース矯正で約0.25mmのみの一定な移動とすることによって痛みが少ない仕組みになっています。 - 矯正中でも歯磨きが容易である
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、表側矯正や裏側矯正と違って矯正治療中でも矯正前とほぼ同じように歯ブラシで磨くことができます。そのため矯正中の虫歯のリスクを最小限に抑えることができます。歯ブラシに手間がかかるワイヤー矯正との大きな違いの一つです。 - 金属アレルギーの方でも治療が可能
コバルト、ニッケル、クロムなどの金属製アレルギーをお持ちでワイヤー矯正ができない方でも、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療できる場合があります。 - 違和感が少ない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、基本的にマウスピースと歯に接着する小さな粒々のアタッチメントのみですので、しゃべりにくいなどのトラブルが表側矯正や裏側矯正に比べて非常に少ないです。
デメリット
- 毎日20時間以上使用しないと治らない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、一日20時間以上使用しないとうまく歯が動きません。20時間以上使用できない場合、治療が進まない原因となります。外せる点は便利ですが、デメリットとなる可能性もあります。 - 難しいケースには対応していない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、骨格的な要素が強い難症例には向いておりませんので注意が必要です。つまり、マウスピース型矯正装置(インビザライン)はこういうケースだけしかできないという適応症があるのです。これを間違えてしまうとマウスピース型矯正装置(インビザライン)でも正しく治すことができません。
当院では矯正専門のレントゲンとCTを用いて丁寧に診断させていただいております。マウスピース型矯正装置(インビザライン)が無理なケースを適切に診断し、表側矯正や裏側矯正の選択肢を提示させていただいております。