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【インビザラインが得意な歯並びとは?】|町田の矯正歯科専門の歯科医院|土日診療-町田駅前矯正歯科

【インビザラインが得意な歯並びとは?】

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【インビザラインが得意な歯並びとは?】

インビザラインですべての治療が行えれば、1番良いとは思いますが、まだまだ補助的な装置が必要でしたり、うまくいかない症例がみられます。今回はその逆でインビザラインが得意なケースについていくつかお話していきたいと思います。

インビザラインが得意なケースとは、、、?

6つあります。

➀上下にスペースが空いている歯並び(空隙歯列弓、スペースドアーチ)

個人的にもいくつも症例を診てきましたが、特にスペースが空いている症例はインビザラインがとても有効です。治療期間に関してもワイヤー矯正よりも1年近く早く終わったこともあります。またIPR(歯を計画的に削る作業)が必要ない場合も多く歯にも優しいと思います。空隙歯列弓が早く終わる原因としては、スペースがもともとしっかりありますので、ガタガタ(叢生)の量が少なく、即スペースを閉じるステップに入れることだと思います。ワイヤーですと部分的に装置を何回かに分けてつけていきますので、その分のタイムラグも生まれますので、インビザラインの方が期間的に早く治せるでしょう。

②咬み合わせが深い歯並び(過蓋咬合、ディープバイト)

咬み合わせが深い歯並びのタイプの場合には、ワイヤー矯正ですと上の前歯の咬み合わせが深いために下の前歯になかなか装置がつけることができないためになかなか下の治療が進められません。そのために治療期間が長くなったり、早く下の前歯に装置をつけようと早まると装置が外れてしまったりする原因などになってしまいます。これをインビザラインで治療すると最初の段階から、上下ともに歯を動かせていきますのでとても効率的に治療することがでいます。またインビザラインは歯全体を覆っていますので、圧下(歯を骨に埋める方向)しやすい傾向にあるので、その点でも有効です。また歯ぎしりや食いしばりがある方についても個人差の大小はありますが、マウスピースのおかげでナイトガード代わりになり、顎の負担も軽減される場合があります。

③軽度のガタガタ(叢生)や歯の移動量が少ない場合

矯正治療後の後戻りや上下の歯列のズレが少ない叢生はインビザラインの得意な歯並びです。マウスピースをセットすれば、すぐ全体的に歯を動かせますのでやはりワイヤー矯正よりも治療のタイムラグを減らすことができます。インビザラインはワイヤー矯正の欠点である上下の歯を全体的に歯を一気に動かせないという点において解決してくれています。使い方によってとても有効的です。

④患者さんが金属アレルギーの場合

矯正治療を長年おこなっていると矯正治療を行いたいけれども、重度の金属アレルギーで治療が難しいということに出くわします。特に多いのが、ニッケル、クロムです。ワイヤー矯正で使用するものにはバンド(歯にはめるリング)、ブラケット(歯につける装置)、ワイヤー、結紮線(ワイヤーとブラケットを結ぶ金属のワイヤー)はありますが、これらは合金のものも多く注意して選ばないと金属アレルギーの原因になってしまいます。インビザラインの素材は熱可塑性ポリウレタンコポリエステルと(ポリウレタンとポリエステルを組み合わせたもの)いう素材ですべて非金属ですので、その心配はいりません。ではインビザライン単独では治すのが厳しい場合には補助装置が金属だったらどう治すかとう問題が生じます。その場合には、補助装置の中にはプラスティックの装置、ニッケルやクロムが入っていないワイヤー、純チタンの装置(金属アレルギーを起こしにくい金属の代表)を使うことができますので安心してください。

⑤詰め物や被せ物が多い歯並び

虫歯を治療した後の被せ物や詰め物はワイヤー矯正の装置が付きにくく外れやすく治療の進行に非常に影響が出てくる場合があります。セラミック、ジルコニア、金属は特にそうです(CR:コンポジットレジンの場合には接着剤と同じ素材ですので、まだつきやすいです)専用の処理剤を使ったとしてもやはり天然歯よりも付きにくいです。その場合にはインビザラインのアタッチメントも同じ種類の接着で付けますので、同じように付きにくいです。しかしインビザラインなどのマウスピース型矯正装置は、歯を全体で覆いますので、歯をしっかり『掴める』ためにそのような装置は比較てきコントロールができます。どうしてもコントロールがしにくい場合にはやはり装置をつける必要があるとは思いますが、インビザラインである程度動いて治ってきているため、補助装置をつけてもかかる力がそこまで大きくなかったり、上の歯と当たるリスクが少なかったりと外れにくい環境になってきます。

⑥虫歯のリスクが心配な歯並び

ワイヤー矯正は始まると2年は装置を外すことはできません。そうなりますとうまく歯を磨けない場合には虫歯になるリスクがあがります。しっかり歯磨き、歯冠ブラシ、フロス、マウスウォッシュ、タブレットなどしていただければ虫歯のリスクを下げることはできます。しかしもともと虫歯になりやすい方が実際いらっしゃいます。いくら磨いてもすぐ虫歯になってしまう方がおります。これは歯の質や唾液緩衝能(唾液が虫歯を予防する力)、細菌の種類、数などが悪い方です。この場合にはワイヤー矯正で治すよりもシンプルな装置でしっかると歯磨きができる装置のほうがよいので、インビザラインの方がリスクを大幅に下げることができます。もちろん上記に示したような予防は必要です。

【まとめ】

☑インビザラインには治すのが得意な歯並びが6つあります。

☑上下にスペースが空いている歯並び(空隙歯列弓、スペースドアーチ)

☑咬み合わせが深い歯並び(過蓋咬合、ディープバイト)

☑軽度のガタガタ(叢生)や歯の移動量が少ない歯並び

☑患者さんが金属アレルギーの場合

☑詰め物や被せ物が多い歯並び

☑虫歯のリスクが心配な歯並び

インビザラインとワイヤー矯正の適材適所でより効率的な矯正治療を行うことができます。どれに偏って治療するよりもいいとこ取りで治療がすすめられると患者さんにとっても有益になるのではないでしょうか?

町田駅前矯正歯科 医院長

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