『歯の着色・色素沈着について(更新版)』
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『歯の着色・色素沈着について(更新版)』
歯の着色・色素沈着について
歯科矯正中に限らず、私たちが毎日欠かさず食事をするうえで食べるものにどれだけ気をつけていても、着色を避けることが出来ません。
特にワイヤー矯正中は、ワイヤーとブラケットを固定するために用いるゴム(モジュール)に着色しやすくなります。
ふと鏡を見たときに、ゴムの部分の着色に気づいても一度着いてしまった色素はなかなか落とすことが出来ません。ワイヤーとブラケットはそれほど着色が気にならないのに、このゴム(モジュール)はどうしても目立ちやすくなってしまいます。
ただこのゴム(モジュール)は、だいたい月に一度行っていく調整の際に毎回交換させていただくものになりますのでご安心ください。
なぜ、着色するの?
着色には色の濃い食べものや飲みものの摂取や、タバコなどの様々なきっかけがあります。
原因となるそれらを緩和させるためにひと工夫したり、タイミングを考えたりすることで改善に近づくこともあります。
*食事
普段の生活のなかで一番着色と関係があるのは、おそらく食事のタイミングではないでしょうか。日本では、日本を含め世界各国の料理を楽しむことができますが、例えば洋服に飛んでしまったらシミになって落としづらいもの、白いお皿に残ってしまうほどの強い色素のものなど、色味の強いものは歯に対しても汚れがつきやすいものといえます。
食べものに限らず飲みものも該当します。コーヒーやワイン、グレープジュースなど色の濃い飲みものは着色しやすいです。
〈ひと工夫〉
・色の強いもの(カレー・ミートソース・ラー油・キムチ等)を食べたい時は、調整日の前日を目安に食べると見た目の綺麗さを維持しやすくなります。
・液体を口に含むときにはストローを使ってなるべく歯に当てないようにすることも効果的です。
*喫煙
普段喫煙をされる方は着色するおそれがあります。
喫煙をすることによって、白い壁がだんだん黄ばんでいくように、煙に含まれるタールなどの有害物質であるヤニが歯面にこびりつくことで着色になります。
矯正治療を始めて数年後、終了時に矯正装置を外した時に、ヤニの付着部分との色素の違いによってまだらな歯面になることが予想されます。
ヤニは歯みがきでは落とすことが出来ないので、喫煙による着色を予防したいのであれば禁煙することが一番の近道といえます。
着色へのアプローチ
一度ついてしまった着色は基本的にご自身で落とすことは困難です。
着色させないために普段から清潔にしておく事が重要です。
①ご自身でのセルフケア
汚れに対して緩和・予防する方法として、第一に普段の歯みがきが大切になります。矯正装置がついていない状態であれば十分に歯ブラシによって残滓(食べかす)などにアプローチできるところも、装置がついていると上手く歯みがきができず、汚れがそのまま残ってしまい色素沈着などの原因になります。
歯ブラシだけではなく、デンタルフロスやワンタフトブラシなどの補助的も使いながらすき間や凹凸なところに対して上手くアプローチしてすみずみまで汚れを落としていく必要があります。
また、外出先などですぐの歯みがきが難しい場合には、こまめにうがいをすることも非常に効果的です。
注意すべき点として、研磨剤入りの歯みがき粉を使うと着色が落ちやすくなるのではないかと思われる方もいるかと思いますが、それは逆効果になります。
研磨剤が入っていることで、歯の表面に細かい傷がついてしまい、その傷から色素が入り着色するリスクがあります。
②歯科医院でのケア
普段の歯ブラシでは落としきれない着色が気になるときは歯科医院でクリーニングすることで改善することがあります。
歯科医院で行うクリーニングをPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といい、歯石除去や着色汚れをとることをさします。
当院では超音波スケーラーをはじめ、エアフローのクリーニング機器を使ってクリーニングさせていただいております。
このような機器を使って落とせる汚れの種類は様々で、
・汚れをバイオフィルムごとはがしとることで、汚れがつくのを防ぎ細菌の繁殖も抑制できるので虫歯や歯周病予防に
・コーヒーや紅茶、ワインなどに含まれるタンニンによるステイン(汚れ、着色)やタバコなどのヤニ等の汚れ
・歯垢や歯石もきれいに落とすことができます
矯正治療自体もそうですが、PMTCは自費治療になりますので保険が適用されません。
当院では、通院中の方は¥3300(税込)で、
初診でお掃除のみご希望の方は¥11000(税込)でお掃除致します。
生活のなかでついてしまった汚れは、気になるところだと思います。
毎日の歯のお手入れで予防出来たらうれしいですよね。
【まとめ】
☑歯科矯正中以外でも着色はおこります
☑喫煙や食事によって着色しますが、工夫をしたりタイミングを考えることで避けられることがあります
☑着色しない為の第一歩として、毎日の歯みがきからしっかり行いましょう
着色が気になる場合には通院中の歯科医院に相談してみるのも良いでしょう
町田の矯正歯科・マウスピース矯正(インビザライン)、裏側矯正(舌側矯正)、部分矯正
町田駅前矯正歯科:
https://machida-kyosei.com/
電話番号:042-732-5775
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