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『矯正歯科では虫歯になったら、教えてくれないの?』|町田の矯正歯科専門の歯科医院|土日診療-町田駅前矯正歯科

『矯正歯科では虫歯になったら、教えてくれないの?』

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『矯正歯科では虫歯になったら、教えてくれないの?』

矯正治療期間中のむし歯の発生は矯正治療において時間のロスに繋がるだけではなく、審美的な見た目も損なわれてしまう可能性もあります。よくネットでは、矯正歯科では『虫歯を見つけてくれなかった』、『そのまま放置したりしてしまう』という書き込みが多いですが、本当なのでしょうか?

また、むし歯が発見された場合は部位によって、矯正治療を一時中断しなくてはなりません。そのため治療期間が延びてしまい、また重度のむし歯であればむし歯治療が終了するまでは十分な矯正治療の再開が難しくなります。

 

 

そして、基本的に矯正歯科のクリニックも歯科医院ですので、虫歯の放置はしてはいけないのは当然のルールだと思います

◎矯正歯科医も歯科医ですので、虫歯は治療しなくても虫歯を発見し、一般歯科に虫歯処置の依頼を出す義務があります。

ここで疑問が生じます。なぜ矯正歯科は虫歯を教えてくれないという状況になるのでしょうか?

 

原因としては以下の3つのことが考えられます。矯正歯科をどこでやるかも初診カウンセリング時に決める上でも大事なことになってきます。

 

 


 

原因➀『虫歯の発見や治療は一般歯科のかかりつけ医に一任し過ぎているため』

 

☞矯正歯科では、歯並びの方はチェックしているが、虫歯は患者さんの通っている一般歯科に一任しているため、毎月のアポイントでそこまで詳しく見ていない可能性があります。一般歯科の虫歯や歯周病の検診は3~4か月が一般的なため、矯正医の虫歯への意識が低いと虫歯の発見と処置が遅れる可能性があるため矯正医に毎月の治療でしっかり見てもらうことが必要になります。
本来はドクターの方が発見するべきですが、ドクターのほうで忘れているようでしたら、手遅れにならないよう患者さん自身でも毎回の矯正のアポイントのときに虫歯があったかどうかを、聞くことはとても重要になってきます。

また一般歯科のかかりつけ医と連携がうまく行っているかも重要です。歯科医院としては基本的なことですが、依頼状の公文書でお互いの病院でやり取りしているかも重要です。これを確認するには、初診カウンセリングの時に以下のような質問をしてみると良いと思います。

Check it !

『虫歯になったときは依頼状を書いてくれるのか?』

『虫歯治療のおすすめの歯医者さんを紹介してくれるのか?』

などを聞き出すことは矯正治療をやるうえでの虫歯の不安を少しでも払拭してくれるでしょう。

 

 


 

原因②『矯正歯科のアポイント時に歯の汚れを取ってくれないため虫歯を発見できない』

 

☞矯正歯科専門の場合には、クリーニングを個人の管理にして歯の汚れがついている場合にクリーニングを行わないクリニックもあります。そうなると汚れに隠れて虫歯を見逃してしまう可能性があるので注意が必要です。途中から気付いたのでは遅いので、初診カウンセリング時に矯正のアポイント時に歯クリーニングをどこまでやってくれるかを聞くことは重要だと思います。矯正歯科でもクリーニングに力を入れているところは時間をしっかりとり毎回クリーニングをしてくれる親切な病院もあります。

これも原因➀と同じになるのですが、初診カウンセリング時に『クリーニングはどこまでやってくれるのか?』確認することが重要になってくると思います。

 

 


 

原因③『簡単に見つけにくい虫歯もある』

 

☞パッと見で見つけられる虫歯であれば良いのですが、虫歯に種類見つけにくい虫歯もあるのも事実です。どのような虫歯が見つけにくいのでしょうか?

 

☑歯と歯の間の虫歯(隣接面う蝕)

☞一般歯科で詳細のレントゲン(デンタルX線写真)で確認しないとはっきり判別することができず、見逃すことのある虫歯です。

 

 

☑詰め物の下や被せ物の下にある虫歯(2次カリエス)

☞専門的には2次カリエスと言われております。虫歯菌はちょっとした隙間から虫歯を大きくさせてしまいます。その結果詰め物や被せ物の下に虫歯を作ってしまいますが、これはパッと見ではわかりません。一般歯科の詳細なレントゲン(デンタルX線写真)で確認する必要があります。

 

 

◎対策としては、やはりかかりつけの一般歯科を決めて3~4か月に1回は虫歯と歯周病の検査を定期的に確認することが必須だと思います。矯正歯科は歯並びのプロフェッショナルだと思いますが、同じように虫歯のプロフェッショナルは一般歯科のかかりつけ医の先生だと思います。矯正歯科とは別で一般歯科に定期健診に行くようにしましょう。

具体的に矯正治療中にできる限り虫歯の発見が遅れないようにするための対策をまとめると以下のようになります。

 


 

『矯正医が考える矯正治療中に虫歯発見が遅れないようにするチェックリスト』

 

 

☑ 自分で毎日歯ブラシ後に虫歯がないかを確認する。

☞見つけづらい歯と歯の虫歯はフロスが引っかかったり、ささくれたりするので、注意深く観察る

すことが必要です。日々の意識的な観察によって異変を発見することができます。

 

☑ 矯正歯科で毎月チェックしてもらう。

矯正歯科を選ぶ段階で虫歯に対してどれくらい意識が高い矯正歯科かを初診カウンセリング時に

確認するのが重要です。また毎月の調整日に虫歯がないかを矯正医、衛生士さんに確認するのも

大事です。

 

☑ 最後に3から4か月に1回一般歯科のかかりつけ医で虫歯の検診を行う

☞ここまで虫歯に対して意識が高く、自分、矯正医、一般歯科医のトリプルチェックを行えば、ほ

とんどの場合は、虫歯を早期発見・早期治療ができると思います。虫歯のリスクが高い人はこれ

をルーティン化できると安心だと思います。ヒトは28日同じこと続ければ習慣化される研究結果がでて

います。ひとまず28日間続けてみてはいかがでしょうか?

 

 


 

また今回は矯正歯科でむし歯が発見された場合の対処ついてお伝えしていきます。

 

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☑矯正治療前に対処する

 

矯正治療を開始される際、初診時に矯正装置がつくということはまずありません

 

歯科医院によってではありますが、初診時に行うことは主訴と口腔内の状況を確認し、ご希望の矯正装置の種類をお伺いすると同時にどのような矯正装置で治療を進めていくのかのカウンセリングからスタートすることが多いかと思います。

 

 

カウンセリング内容にご納得いただいてから精密検査を行い、レントゲンやCT、歯型などを基に分析を行い、具体的な治療方針を定めていきます。

 

治療方針が定まった後、再度分析の結果などのお話しの時間を設けさせていただくのですが、当院の方針としては矯正装置がついて治療が開始される前に一般歯科を受診していただき、むし歯並びに歯周病のチェックをしていただいております。

 

インビザラインなどのマウスピース矯正装置によっては、むし歯治療で歯の形が変わってしまうと適合が悪くなってしまい、矯正装置が使用できなくなってしまう恐れがあるので、むし歯治療を完了させてから矯正治療を開始されることで時間ロスを防げますし、むし歯の心配なく治療が開始できるかと思います。

 

 


 

☑一般歯科での定期検診

 

患者様によって歯の質や唾液の量や性質、口腔内の細菌の量や清掃状態によってむし歯になるリスクが高い方がいらっしゃいます。

矯正治療中は矯正装置の影響によってリスクが高くなり、元々リスクが高い方は注意をしていても更にむし歯になりやすくなります。

 

通常でも3~4ヶ月に一度はかかりつけの一般歯科医院に定期検診を受けていただくことをお伝えしていますが、リスクが高い方には3ヶ月に一度の受診を推奨しています。

 


 

☑矯正治療中のチェック

 

一般歯科での定期検診を受診していただくことを推奨しておりますが、当院を受診された際にも矯正医および衛生士によるむし歯チェックは必ずしております。

 

 

【当院の虫歯検知装置】

◎ダイアグノデント

レーザー光を歯に当て、数値と音でむし歯を感知する機械を使用しており、視診や触診・X線よりも高確率で初期むし歯を発見することができます。

◎NIRI(i tero 5D)

歯と歯の間の虫歯を赤外線で発見できる装置です。口腔内スキャナーのi tero 5Dに搭載されている機能で、隣接面う蝕の早期発見に有用です。またレントゲンではないので妊婦さんにも使用できる装置なの安心して検査をすることができます。

 

むし歯ができないように注意していただくことが大前提ですが、注意をしていてもできてしまったむし歯に関しては初期のうちに発見、治療をし、治療時間のロスを防ぐことが重要です。

 


 

☑矯正装置によって口腔清掃が難しくなることのケア

 

矯正装置がつくことにより、種類によって歯磨きが難しくなったり、口腔内環境の変化によりむし歯になりやすくなります。

 

当院では、矯正装置がついた際に歯磨き指導を行い、口腔内清掃の重要性を促すことやマウスピース矯正であればマウスピース内にフッ素を入れていただくなどのアプローチをしております。

 

 

4週から6週の間の定期的な診療の際にも、口腔内の状況を確認し、患者様ご自身では取り除きにくい汚れや歯石を専用の機械で除去し、むし歯にならないよう十分注意しております。

 

 

表側の矯正治療中に歯磨きを怠ってしまうと矯正装置のまわりが白濁してしまうことが多くあります。

白濁してしまうと後にフッ素などを使用して多少色が薄くなることがありますが、完全に消すことは難しく、消すためにはラミネートべニアやセラミッククラウンを被せるなどの治療が必要になります。
歯並びを整えても、白濁やむし歯になってしまうと審美的見た目が損なわれてしまうため口腔清掃に力を入れていただく必要があります。

 

ご参考になれば幸いです。

 

町田駅前矯正歯科 衛生士

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