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『歯科矯正中のしゃべりにくい問題について』|【町田駅】目の前の矯正歯科・歯医者|土日診療-町田駅前矯正歯科

『歯科矯正中のしゃべりにくい問題について』

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『歯科矯正中のしゃべりにくい問題について』

『歯科矯正中のしゃべりにくい問題』は今も昔もずっとある大きな矯正治療の問題の一つになります。矯正治療をしていない場合には、意識しなくてもご自身の中でリラックスした状態で食事や発音ができていると思います。今回は矯正中のしゃべりにくいことについて説明していきます。

 

しゃべりにいことは生活の質(Quality of Life)を下げる原因になりますので、できる限りしゃべりやすい状態で治療をしていきたいですね。

 

しかし、歯科矯正治療を開始すると装置がつくことによって、舌にあたり今までに感じなかった違和感を感じたり、無意識に舌が装置をよけることで発音しにくくなることがあります。
通常は1~3週間ほど経過し、舌が慣れてくれば気にならなくなることが多いのですが、それまでは違和感に感じる場合があります。

人前でお話されるような職業の方(接客業や営業職、教師など)は特に、コミュニケーションをとる時に【言葉】の他に【表情】も重要になりますが、マスクが必須となっているこのご時世、顔のほとんどが隠れてしまう分、声や発音がより重要視されていきます。そのため、上手く発音出来るか、話しやすいかは気になる部分かと思います。大いに仕事にも影響してくることだと思います。

 

しゃべることはどの職業でも必須ですので、しゃべりにくさは、働く人にとっては死活問題になるでしょう。

 


 

【各矯正装置(しゃべりくい問題)のメリット・デメリット】

 

歯科矯正中は何もついていない歯面と比べるとどうしても話しづらさは感じやすいです。
装置によってどのような違いがでてくるのでしょうか?

 

矯正治療は表側、裏側、マウスピース矯正治療でしゃべりにくい感じ方は変わります。

〈表側矯正:ラビアル矯正〉

直接舌に当たるわけではないのでのしゃべりにくさは比較的ありませんが、唇や頬の裏側に装置が当たる違和感があります。吹奏楽の楽器などの演奏の違和感や頬の粘膜を大きくする動かす発音時(五十音図において上から3番目:第三段の『う』『く』『す』『つ』『ぬ』『む』『ゆ』『る』)には違和感がでやすくなります。スポーツなどにおいても頬や唇にボールや他人の体の一部が当たるスポーツは注意が必要になります。
歯が動いているタイミング次第では、同じところに何回も当たると擦り傷になりそれが原因で口内炎になり、より口を動かしづらくなることがあります。口内炎はよく靴擦れに似ていると言われます。何度も靴擦れを起こした部位は皮膚が丈夫になり、靴擦れを起こしにくくなります。口内炎も何度も治癒するとその部位が丈夫になり、口内炎になりにくくなります。

 

※しかしひどい口内炎にはは、装置が当たらなくなったりワックスや塗り薬、アフタッチで緩和することができます。 心配な方はご来院時にお尋ねください。

 


【表側矯正:ラビアル矯正のメリットとデメリットのまとめ】

メリット:表側の装置なので舌の動きは比較的に妨げられないので舌の違和感が少ない。

デメリット:頬を動かす発音(五十音図において上から3番目:第三段の『う』『く』『す』『つ』

『ぬ』『む』『ゆ』『る』)や吹奏楽器、ボールスポーツやコンタクトスポーツの際には

慣れと注意が必要です。頬粘膜に口内炎ができやすい。


〈マウスピース矯正:インビザラインやクリアライナー等〉

 

最もメジャーなマウスピース矯正であるインビザライン。唯一、全体的な治療ができるマウスピース矯正装置です。

 

マウスピース矯正は、食事や歯磨きの際のみになりますが、取り外しができるのが特徴です。しかし、取り外しは可能ですが、1日約20時間以上と長い時間の装着が必要になります。気になるからと言って外してばかりいると、歯の矯正治療が一向に進みません。マウスピースに対してのある程度の慣れは必要になります。

マウスピース矯正のしゃべりにくい原因としてマウスピースの厚さ分の違和感やマウスピース辺縁の部分が粘膜に引っ掛かり気になること、アタッチメント(インビザラインなどの治療の際に歯の表面に付ける突起物)が気になるなどがあります。このような原因はあるものの、基本的には表側矯正や裏側矯正よりもしゃべりにくい感じは少なく慣れるのも早い傾向にあります。キャビンアテンダントの方などは発音がとても重要になりますので、マウスピース矯正装置で治療を行うことが多いです。実際に当院でもこのようなCAさんがいらっしゃいます。

CAさんは英語の発音の障害になる矯正装置は仕事に支障をきたしますので、マウスピース矯正を選ぶ方が多いです。また、CAさんは表側の矯正は仕事柄してはいけない傾向にありますが、診断書があったり、装置の種類によっては矯正装置を付けることができるとのことです。CAさんの方は各会社で確認すると矯正治療が可能かもしれません。


【マウスピース矯正:インビザラインのメリットとデメリットのまとめ】

メリット:違和感が表側矯正や舌側矯正に比べて少なく、しゃべりにくい感じは慣れやすい。

人前でお話をすることを職業にする人には一番適している。

デメリット:取り外しが可能な反面、使用時間が少ないと、装置に慣れずに矯正治療自体も進まない。


〈裏側矯正:リンガル矯正〉

 

『インコグニート』 ブラケット1つ1つをセミオーダーするので、個人個人の歯の形態に比較的合った舌側矯正装置である。舌側矯正装置はカスタムメイドで個人個人のブラケットを作製するために費用も表側よりも高くなっていきます。

 

外側から見えないので、矯正していることが分からないのが最大の利点ですが、歯の裏側につくということは舌に当たりやすくなります。
発音の面では3つの装置の中で一番違和感を感じやすい矯正装置です。

発音への影響が出やすいのは、比較的上顎の装置をつけた時が多いようです。

特に、『サ・タ・ナ・ラ』行は慣れるまでは発音しづらく、舌足らずに聞こえることがあります。
これは、舌先と歯ぐきで閉鎖やすき間をつくることで起こる音ですが、裏側にブラケットがつくことによって舌先と歯ぐきの位置関係がとりづらくなり発音が不明瞭になりやすくなります。

また、英語の「th」の発音も難しく感じます。

舌の口内炎についても強くでる場合がありますので注意が必要です。

裏側矯正の際には以下に示すような舌に配慮した治療が必要になります。

☑歯と歯の間の距離があるところにはゴムチューブなどを入れる。

☑左右の奥歯のワイヤーの端をできる限り短くしてあげる。

☑ブラケットが滑らかになるようにホワイトワックスをブラケットに被せる

ホワイトワックスをブラケットに貼るコツは水気をティッシュなどで拭いて乾燥させてから米粒大を取って貼り付けると付きやすいです。水気を含んでいるとなかなかくっつきません。


【裏側矯正:リンガル矯正のメリットとデメリットのまとめ】

メリット:圧倒的に目立たないこと。上下にリンガル矯正をした場合にはほとんど他者からは矯正治療

をやっているのがわかりません。メディアに出る方に適しています。

デメリット:発音の面では3つの装置の中で一番違和感を感じやすい矯正装置です。

      発音への影響が出やすいのは、比較的上顎の装置をつけた時が多いようです。


〈歯科矯正用アンカースクリュー:矯正用インプラント〉

 

口蓋に2本アンカースクリューを埋入してPlusという装置から後方に前歯を引きスペースを閉じるようにしています。裏側矯正ではよく矯正用インプラントを使用します。

歯科矯正用アンカースクリューとは、歯科用のチタンでできた小さなネジです。
インプラントのスクリューとは違って矯正治療の期間のみ口蓋や頬側に埋入して歯を動かすための支点になります。骨の中に埋入するので他の歯へ強い力をかけたり、いろんな方向に適用できます。
それによって、早く歯を動かすことができて治療期間の大きな短縮が出来るのがメリットになります。埋入後は骨との癒着までの2~4週間程度、なるべく舌や食べものを当てないようにする期間が必要になります。
最初は舌が当たってしまいそうでお話するのに不安な気持ちもあるかと思いますが、埋入後1週間もすると、舌の動きは自然とアンカースクリューを避けてしっかりした発音で話すことができます。

表側矯正でもマウスピース矯正でも、裏側(リンガル)矯正でもアンカースクリューも、口の中に今までなかったものが入るのは一緒なので、いずれも慣れるまでは違和感があります。

 


矯正装置は正しい舌の動きや位置であれば邪魔になりません

舌の先を上の前歯に触れない場所で中切歯の後ろのふくらみ(切歯乳頭:スポット)に舌の先を置き、舌全体を上顎に張り付けている状態が舌の正しい状態です。

 

舌の先は切歯乳頭(スポット)と呼ばれる上顎の前歯のすぐ後ろにあるふくらみに置くのが正常な位置になります。

 

 

 

普段から正しい舌の位置であれば装置とあまり触れないため、慣れるまでの時間は短縮されます。

舌癖(舌の癖)のある方でも、矯正中に少しずつ装置に慣れていくことで、正しい舌の位置に誘導されて舌癖が改善される効果も期待できます。
普段から意識的に舌の動き・位置に注意して気づいたときに治していくことができれば、自然と身につき正しい舌の動き・位置を習得することができます。

中には、元々舌癖が悪いせいで不正咬合になってしまったり、歯並びが悪いことですき間から空気が漏れやすくなり発音が上手くいかなかったり、しゃべりづらさ・発音のしにくさを感じている方が矯正治療を始めたいと思ったきっかけになっている方もいらっしゃいます。

発音や滑舌が気になる要因が舌癖なのか、歯並びなのか一概にはいえませんが、矯正治療を開始すると自然と意識するようになり、気になっていた問題が改善されることがあります。

矯正装置をつけてすぐは今までなかったものがついたことで違和感を感じることもあるかと思いますが、通われている患者様のほとんどの方が次のご来院までには慣れて元のようにお話することができています。

気になることや不安な点があれば、矯正歯科医と相談することをおすすめします。

たくさん話す機会の多い方ほど装置に慣れていき、しっかりとした発音を習得するのが早い傾向があります。
当たって痛みが出るような位置での舌使いを何度も繰り返すと、傷になったり口内炎などになることがあります。練習は大事ですが、無理せずに少しずつ慣れていきましょう。

 

最終的にブラケットは外していきますが、経験上でほぼすべてのの方が外した後には最初は違和感がでてきます。これは今までブラケットがあった状態にお口の中が順応したからです。つまりほとんどの方が今の矯正装置がついた状態になれていたということになりますので、必ず慣れてきますので、少しずつ慣れていきましょう!

 

【まとめ】

☑矯正開始直後は、いずれの装置でもしゃべりにくく感じやすいです。でも、生活しているうちに徐々になれていきます

☑裏側矯正→表側矯正→マウスピース矯正順に違和感が少ないです。

☑各装置はメリット・デメリットがあるので比較して矯正装置を決めていきましょう。

☑正しい舌の使い方である・よくお話する方ならより慣れるまでのスピードは早いでしょう

☑必ず矯正装置は慣れますので焦らず少しずつ慣れていきましょう。


『歯科矯正中のしゃべりにくい問題について』

記事投稿および編集:N(歯並びコーディネーター:日本成人矯正歯科学会)

記事監修:渡邉 博人  日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

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