『口腔除菌療法(3ＤＳ)とはなにか？？』｜町田の矯正歯科専門の歯科医院｜土日診療-町田駅前矯正歯科

記事制作と記事編集：矯正専門歯科衛生士　T

監修：渡邉　博人　日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

口腔除菌療法(3ＤＳ)とはなにか？？

 

 

 

 

3DSと聞いたら真っ先にゲーム機が浮かんでしまいますね。

歯医者さんでの3DSとは　『口腔除菌療法』になります。
『口腔除菌療法』ってなに？？『お口の中の細菌がいなくなるの？？』
様々な疑問が浮かんでくるかと思います。

 

今回は『3DSシステムとはなにか？』について触れていきたいと思います。

 

 

 

【目次：もくじ】

Ⅰ：『口腔除菌療法ってなに？』

Ⅱ：『3ＤＳの目的』

Ⅲ：『お口の中の細菌がひきおこす病気』

Ⅳ：『3DSはどんな人が適応されるのか』

Ⅴ：『当院での取り組み』

✩まとめ✩

 

 

 

 

Ⅰ：『口腔除菌療法ってなに？』

 

 

 

 

 

口腔除菌療法　(3ＤＳ)
【Dental Drug Delivery System (デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)】
の略称です。

 

 

今までのセルフメンテナンスや歯科医院でのクリーニングだけで取り切れなかった細菌

(むし歯菌、歯周病菌)の数を減らす事を目的としたシステムです。

お口の中のむし歯菌や歯周病菌を減らす為の薬剤をマウスピースに流し込み装着することで
短期的に疾患リスクと取り除き、薬剤の成分でお口の中の菌を減少させる最新の
『口腔除菌療法』　です。

 

\むむむ…/

 

薬剤は悪い菌の数を減らすだけではなく、新たに『悪いプラーク』の定着も抑えることができるそうです。

 

唾液検査やむし歯菌の種類の特定をし「ハイリスク」の方が『口腔除菌療法』に適しているといわれています。

 

 

近年、目立たない矯正のマウスピース矯正の人気が出てきました。
装着時間が長いことから、丁寧なブラッシングを怠ってしまうと、どうしてもむし歯や歯周病のリスクが心配されます。

 

 

 

 

 

 

マウスピース矯正をしながら　3ＤＳを取り入れることで　

むし歯や歯周病のリスクを抑えることができるので安心して矯正治療を進めていけるのではないでしょうか？

 

 

 

Ⅱ：『3ＤＳ(口腔除菌療法)の目的』

 

 

 

 

 

　3DS(Dental Drug Delivery System (デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム))
は、

『口腔内の悪い菌の数を減少させ、むし歯や歯周病のリスクを下げる』
ということを目的としたシステムです。

口腔内細菌の数をコントロール出来るだけではなく、新たに付着してくるプラークの定着を集中的に抑制することができます。

 

 

 

『定期的なメンテナンスに通っているのに、むし歯や歯肉炎を繰り返してしまう…』
とお悩みの方には、効果的なシステムかもしれません。

 

まずは、唾液検査を行い、原因菌の特定ができたらリスクコントロールもしやすいと考えます。

 

また、むし歯菌や歯周病菌は感染すると言われています。
パートナーやお子さんのいらっしゃる方には一緒に受けてみるのも良いかもしれませんね。

\えいえいおーーーーー！！/

 

 

 

 

Ⅲ：『お口の中の細菌がひきおこす病気』

 

 

 

 

口腔内細菌は一体どんな全身への影響があるのか心配ですよね。
ピックアップしお話していこうと思います！

 

 

動脈硬化　心臓病(狭心症、心筋梗塞)　高血圧　糖尿病　高脂血症

脳血管疾患　骨粗鬆症　肥満　関節リウマチ　アルツハイマー　肺疾患　早産

低体重児出産　etc…

 

上記の疾患があげられます。

 

 

 

\大変だ…/

 

 

お口の中の環境を改善をすることによって、全身の健康へと繋がってきます。

 

　3DSは、それらの原因菌を除去することに着目した治療法です。
お口の中がハイリスクだと、全身疾患もハイリスクだと考えてもよいでしょう。
自分の体にしっかりと向き合うことが大切です。

健康に長生きしたいですね！！

 

\元気がいちばん！/

 

 

Ⅳ：『3DSはどんな人が適応されるのか』

 

 

どういったリスクを抱えている方が『3DS』に適応なのかをまとめて行きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

①体内に人工物を埋め込んだ方

 

歯科インプラント　ペースメーカー　人工心臓弁　血管ステント　人工関節　etc…
人工物の表面に、細菌がこびりついて、毒性化してしまうことがあります。

 

 

 

 

②妊娠中の方

お口の中の菌が全身に回ってしまい、菌血症になり子宮収縮をおこし、早産のリスクが高まることがあります。
③人工透析を受けている方　(重度の糖尿病　腎臓病
糖尿病や腎臓病は、歯周病との相互作用によって、病気を悪化させます。

 

 

 

 

 

④重度の虫歯

上記のリスクを抱えている方に3DSは適応されます。
少しでも気になる方は、3DSを取り入れている歯科医院に一度受診されてみるのも
いいかもしれません！！

 

 

 

 

　【歯の健康ステーション】リンク
https://www.kenko-station.jp/clinic/index.html

 

\健康いい歯！！/

 

 

Ⅴ：『当院での取り組み』

 

 

 

 

当院では、マウスピース矯正や矯正後のクリアリテーナーを取り扱っています。

マウスピースの中にフッ素(チェックアップジェル)を入れることで

むし歯を予防する効果があるといわれています。

積極的にフッ素を取り込むことが出来るので、安心して矯正治療に臨めます！

 

 

 

【まとめ】

 

 

①口腔除菌療法とは　薬剤を用いて口腔内の悪い細菌の数を減らし、あらゆるリスクを下げる目的のもの。

 

②3DSの目的　『口腔内の悪い菌の数を減少させ、むし歯や歯周病のリスクを下げる』

③お口の中の細菌がひきおこす病気は　心疾患や糖尿病の悪化など様々ある。口腔内の細菌数を減らすことで全身の健康にも繋がる

④3DS適応は、インプラントや体内に金属を埋め込んでいる方、妊娠中の方、重度のむし歯など様々ある

⑤当院ではマウスピースの中にフッ素を入れることでむし歯予防に繋げている