『ゴムかけが矯正治療を早く終わらせる秘訣?』
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『ゴムかけが矯正治療を早く終わらせる秘訣?』
記事作成および編集:I(矯正専門衛生士)
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長
矯正治療を開始してある程度歯が並ぶと、ゴムかけを行う場合があります。
ゴムかけは矯正治療において大変重要な役割を担っています。
今回は、ゴムかけが矯正治療全体の期間を短縮するのか、
ゴムかけの目的とサボるとどうなるかも踏まえて解説します。
【目次】
矯正治療でゴムかけを行う目的は以下の通りです。
❶噛み合わせを整える
ワイヤーやマウスピースでは歯並びを整えることができますが、
噛み合わせの治療には不向きです。
上顎前突や下顎前突、重度の叢生では上下の歯の接触を調節し、
噛み合わせを改善する必要があります。
そのため、矯正治療の最終段階として噛み合わせを整える目的で
顎間ゴムを使用する場合があります。
❷特定の歯を移動させやすくする
歯根の数が多い大臼歯や重度の叢生で歯列から外れて生えてしまっている歯を
ワイヤーやマウスピースのみで動かそうとすると、かなりの時間を要するでしょう。
その場合、顎間ゴムを使用して移動させたい歯に負荷をかけて動かします。
ゴムかけにより、歯並びの微調整を行うことができ、歯を適切な方向へ動かします。
ゴムかけはゴムの伸縮性を利用し、効率的に歯を動かします。
ゴムかけで治療期間を短縮するためのコツは以下の通りです。
❶ゴムを外している時間を最小限にする
ゴムかけはご自身で付け外しを行っていただきます。
そのため、ゴムを外している時間をいかに減らせるかが重要です。
ゴムかけはつけている時間が長ければ長いほど効果が出てきます。
食事と歯磨き以外の時間にゴムを必ずつけるように心がけましょう。
そうすれば、歯が動いて治療期間の短縮が可能です。
※症状の改善には個人差があります。
❷習慣付けする
ゴムかけは食事と歯磨きの度に自分でゴムを付け外ししなければならないので、
最初は煩わしいと感じるでしょう。
ですが、面倒だからと一度ゴムかけをサボってしまうと
後々の矯正治療に影響が出てしまう可能性があります。
矯正治療をできるだけ早く終わらせたい方はゴムかけを習慣付けしましょう。
❸悪習癖を治す
矯正治療をできるだけ早く終わらせるためには悪習癖を治すことも重要です。
ゴムかけによって噛み合わせや歯並びを整えようとしても、
悪習癖の影響で治療が進まない場合があります。
特に舌を前に出す癖は治すようにしましょう。
舌で上や下の歯を後ろから押してしまう行為は治療の妨げになります。
舌は常に上顎へ付けるようにし、舌先は“スポット”と呼ぶ窪みに置いておくようにしましょう。
ゴムかけを1日でも行わないでいると、それまでゴムかけによって矯正できていた歯が
少しずつ元の位置に戻ろうとしてしまいます。
その場合、治療がやり直しになってしまい、
結果的に治療期間が延びてしまう原因となります。
加えて、仕上がりにも不具合が起こる場合があります。
また、一定期間ゴムかけを行わずに期間をあけた状態で再開すると、
ゴムの圧力を一時的に失うため、痛みや不快感を生じるおそれがあります。
自己判断によってゴムかけを中断したり、装着時間を短くしたりしないでください。
※ゴムかけをサボるとどうなるか、2023年9月21日掲載の
『矯正のゴムかけ1日サボったらどうなる?』も合わせてご覧ください。
①ゴムかけの目的は、最終的にワイヤーやマウスピースで治すことができない噛み合わせを整えたり、
特定の歯を移動させやすくして微調整を行ったりすることです。
②ゴムかけで治療期間を短縮するコツとして、
ゴムを外している時間を最小限にし、習慣付けするようにしましょう。
また、治療を前に進めるために、舌を前に出すといった悪習癖がある方は治すようにしましょう。
③ゴムかけを1日でも行わないでいると、それまでのゴムかけによって動いていた歯が
少しずつ元の位置に戻ろうとしてしまいます。
その結果、治療期間が延びる可能性があります。
また、ゴムかけを中断してしまい、その後再開すると痛みや不快感を感じる場合があります。
町田の矯正歯科・マウスピース矯正(インビザライン)、裏側矯正(舌側矯正)、部分矯正
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