『矯正治療に最適な年齢は何歳?』
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『矯正治療に最適な年齢は何歳?』
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記事制作と記事編集:矯正専門歯科衛生士 K
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長
『矯正治療に最適な年齢は何歳?』
みなさんこんにちは!町田駅前矯正歯科でございます。
さて今回のお題は
『矯正治療に最適な年齢は何歳か』です。
矯正治療を始めたいと考えている方も多くいらっしゃるかと思います。
ご自身で治療を受けられるのか、はたまたお子さんの治療の時期に
悩んでらっしゃる方も多いかと思います。
そんななかで『治療に最適な時期はあるのか』を今回のお題として
考えていきたいと思います。
【もくじ:目次】
Ⅰ:大人の矯正治療はいつからがいいの?
Ⅱ:子供の矯正治療はいつからがいいの?
Ⅲ:年齢制限なく矯正治療はできる??
Ⅳ:矯正治療の最適な年齢は??
Ⅰ:『大人の矯正治療はいつまでできる?』
結論から申しますと。。
明確に年齢制限はございません。
歯や歯茎、骨の状態の兼ね合いで出来るか、難しいかが決まってきます。
①歯と歯茎の健康状態、特に歯周病が進行していたり
②一部の歯を失っていたりする場合
そうすると歯列矯正を進めることが難しくなります。
歯列矯正治療は骨の代謝機能を利用して進められる治療です。
歯周病により歯を支える歯槽骨の減少がある場合、矯正治療を進めることにより更なる骨の減少を招くことがあります。
結果的に歯が抜けてしまう可能性も考えられます。
また、奥歯を欠損している場合など、歯列矯正で歯を引っ張るための支点が作れないことにより矯正治療を難しくしてしまいます。
ただし、最近では、歯の代わりにインプラントを使い、そこを支点として治療が進められるケースもあります。
上記を用いて歯を失っていても治療ができるケースもあります。
このように、歯列矯正を受けられるかは、歯の健康状態が良い状態に保たれているかが鍵となります。
Ⅱ:『子供の矯正治療はいつからがいいの?』
子供の矯正治療は「第一期治療」と呼ばれ、前述の通り顎の成長を促し、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保する治療を行います。
この時期に治療を行うことで、永久歯になってからの治療(「第二期治療」)を行わなくて済む場合もあります。
「第一期治療」は歯が完全に生えかわる前に行う必要があるため、その年齢までに開始しておく必要があります。
小児歯科学会が発表しているデータによると、大体9歳〜12歳の間に乳犬歯、第1乳臼歯、第2乳臼歯が生え替わり、永久歯の歯並びが完成します。
そのため、9歳〜12歳というところが「第一期治療」の適用範囲の上限といえます。
お子様の歯並びが気になる場合は、その年齢までには、矯正専門医に相談することをお勧めします。
Ⅲ:年齢に応じて矯正治療を開始するメリット・デメリット
矯正治療にはメリットとデメリットがあります
矯正治療に期待することや、現在の歯の状態を考えたうえで、デメリットよりも得られるメリットのほうが大きい場合に矯正を行うと良いでしょう。
一般的に考えられるメリット・デメリットには、以下のようなものが挙げられます。
【メリット】
見た目が改善し、コンプレックスが解消されて自信が持てるようになる
噛み合わせが改善することで、肩こりや頭痛などの症状も良くなる場合がある
歯と歯茎全体の健康維持に役立つ
【デメリット】
一度始めると、治療方法によっては2~3年かかる場合がある
健康保険が使えず、自費での診療になるため、費用がかかる
骨や歯茎に負担がかかり、痛みが出る
決められた通りに装置をつけ続けないと、元に戻ってしまうことがある
Ⅳ:『矯正治療の最適な年齢は??』
反対咬合、交叉咬合は、骨格的ギャップが生じないようできるだけ早い時期から治療を開始するのが望ましいと考えます。
その結果、下顎の過成長や歪みを予防することが可能になります。
上顎前突、過蓋咬合、開咬は、成長のピークに合わせて下顎の成長を促すことにより、骨格的ギャップの是正が可能になります。
叢生、上下顎前突は、成長のピークに合わせて、歯列の拡大、顎の土台の成長を促すことにより、永久歯非抜歯による治療が可能になります。
適正時期は患者さんごとに異なりますので、矯正を検討されている方は一度矯正相談を受けてみてください
★まとめ★
Ⅰ:大人の矯正は期限はないが歯周病や残存歯による
Ⅱ:Ⅰ期治療は歯が完全に交換する前に行う
Ⅲ:年齢に合わせて矯正治療を開始するメリット、デメリットはある
Ⅳ:反対咬合、交差咬合、骨格的ギャップが生じる前に矯正治療を始める事が望ましい
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