『見過ごされがち!? 矯正治療中のかかりつけ歯科医の定期検診の重要性とは?』
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『見過ごされがち!? 矯正治療中のかかりつけ歯科医の定期検診の重要性とは?』
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記事制作と記事編集:矯正専門歯科衛生士 A
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長
『見過ごされがち!?
矯正治療中のかかりつけ歯科医の定期検診の重要性とは?』
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
梅雨があけてこれから夏を迎えますね!
毎年の暑いこの季節は熱中症対策や日焼け対策がとても大事になってきます。
冷たいものを飲みすぎると身体が急激に冷えてしまうのでほどほどに…!
楽しい夏を迎えられるようにしていきたいですね!
さて、本日のお題はこちらです!
『見過ごされがち!?
矯正治療中のかかりつけ歯科医の定期検診の重要性とは?』
皆さん定期検診は行かれてますか?
「身体の定期検診は行くけど歯医者はこわくてなかなか行けないです…」と言う方もいます。
食事に必要な自分の歯の健康はどれだけ大事なことかを今日はお話していきます!
それでは行ってみましょう!
【もくじ:目次】
Ⅰ∶『矯正中に気をつけなければならないこととは?』
Ⅱ:『矯正治療と定期検診』
Ⅲ:『定期検診のスパンは?』
★まとめ★
Ⅰ∶『矯正中に気をつけなければならないこととは?』
矯正中の人は矯正をしていない人に比べて磨く場所や気をつけなければならないことが多いです。
ブラケットの周りには細かな段差があるため、
その段差に食べかすや細菌が溜まることで虫歯になってしまったり、
ブラケットを外した際に着色してしまったりしてしまいます。
その他、ワイヤーやブラケットのフック、装置の周りなどに食べかすが溜まることで
歯肉炎を起こしてしまうこともあります。
この歯肉炎は厄介なことにすぐ治るものではありません!
歯肉炎は日々の寝不足やホルモンバランス、口腔内の日々のケア不足や様々な要因で起こります。
これは治るまでに最低でも早くて約2週間ほど治るまで時間が掛かるので、
2〜3日で治るものではありません。
そのため、この腫れが続くと歯肉が矯正の器具に食い込んでしまったり、
上顎などに埋めるアンカースクリューのネジを覆ってしまったりして、
矯正がうまく進まずに期間が延びてしまうこともあります。
せっかく矯正をしたのに虫歯になったり着色や歯肉炎になり期間が延びてしまったら勿体ないですよね。
矯正が終わるまでに健康に綺麗に保つためには日々の歯ブラシのケアが大事です!
Ⅱ:『矯正治療と定期検診』
矯正治療をしていない方でも定期検診は必須です!
定期検診で分かることは
✧虫歯の有無✧歯肉の腫れの有無
✧歯が欠けていたり割れていないか
✧歯周病が進んでるか✧歯石や着色の有無
✧正しい歯磨きをしてるか
…などなど
歯石は一度付いてしまうとなかなか歯ブラシでは取ることが出来ません!
そして、その歯石の表面はザラザラしているため
その上からさらに食べかすや細菌が付着してしまい歯茎が腫れてしまいます。
すると細菌は腫れた歯茎の中にどんどん進行して中で増殖します。
すると歯を支えてる顎の骨を溶かしてしまい、結果歯が抜けてしまいます。これを歯周病といいます。
これは自分では確認することが出来ないため、定期検診をした際に
歯茎の腫れや骨の状態を検査することによって確認が出来るのでとても重要です。
さて、このこわい歯周病に関連がある病気をご存知でしょうか?
歯周病にとても関係がある病気がいくつかあります。
例えば…
✧糖尿病✧脳梗塞
✧骨粗鬆症✧心臓病✧ダウン症
✧誤嚥性肺炎✧動脈硬化
✧早産✧低体重出産
などなど…!!
こんなに歯周病と関係しているとは驚きですね!特に糖尿病は関連が多く、
重度になると高血圧症や脳梗塞、心筋梗塞を起こし、最悪寝たきりになってしまいます。
一度脳梗塞を起こした部分は機能が出来なくなってしまうため、
歩行不全になったり手が使えない、麻痺などが起きます。
定期検診は自分の今後の歯の健康だけでなく、身体の健康にも繋がるため
出来るだけ定期的に行くのをおすすめします!
Ⅲ:『定期検診のスパンは?』
さて、ここまで定期検診で分かることや歯周病についてお話していきました!
ですがここで「定期検診ってどれくらいのスパンで行けばいいの?」と考える方がいるかと思います。
一般的には定期検診はお口の中の環境が人によって異なるため時期は人それぞれ違います!
例えばとても歯ブラシが行き届き、歯石もなく歯茎の腫れもほとんどなく、
骨の状態が健康であれば半年に1回のペースでも良いでしょう。
ですが人によっては
✧虫歯のリスクが高い
✧着色が多い✧歯周病が進んでいる
✧歯茎の腫れが治りにくい
✧噛む力が強く、歯が欠けやすい
✧元々の細菌に対する抵抗力が低い
などお口の中は様々なのでスパンが変わってきます!
コーヒー、紅茶、タバコは着色の原因になります。一度付くとなかなか取れなくなるため、
付きやすい方は3ヶ月に1回のペースが良いでしょう。
その他、磨いても歯周病が進行する方はクリーニングで細菌を減らせるため、
定期検診のペースを短くすることで進行を遅らせることができます!
持病によっては抵抗力が低いので
どれくらいのペースで定期検診にいけばいいか聞いてみるといいですね!
★まとめ★
いかがだったでしょうか?
今回は定期検診の重要性についてお話していきました!
矯正をしている、していないに関わらず定期検診を受けることで自分の歯を長く保つことが出来ます!
その他楽しく食事をすることが出来ることも大事です!
なので出来るだけ定期検診は行くことをおすすめしています!
それでは次回のブログでお会いしましょう!
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