『矯正治療でのゴムかけはつらい？』｜町田の矯正歯科専門の歯科医院｜土日診療-町田駅前矯正歯科

記事作成および編集:Y(矯正専門衛生士)

監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

 

矯正治療において、ゴムかけはほとんどの人が行う必要不可欠な治療です。

矯正装置では治すことができない噛み合わせの治療に顎間ゴムを使用します。

しかし、ゴムかけを行っている患者様の中にはその行為が辛く感じ、やりたくないと思っている方がいます。

 

今回は、ゴムかけは本当に辛いのか、なにが辛く感じてしまうのか解説します。

 

 

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【目次】

①ゴムかけが辛く感じてしまう理由

②ゴムかけによる痛みを和らげる方法

③ゴムかけを早く終わらせる方法

★まとめ★
 

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①ゴムかけが辛く感じてしまう理由

矯正治療中に行うゴムかけが負担に感じてしまう理由は以下のとおりです。

 

❶歯や骨の圧迫による痛み

 

 

ゴムかけを行うと、ゴムの引っ張る力によって歯や骨が圧迫されて痛く感じてしまう場合があります。

ゴム自体の力はそれほど強くありませんが、喋ったりあくびをしたりと

日常生活の中で無意識に顎を動かすとゴムが引っ張られ、

歯が引っ張られる方向の骨に圧力を感じます。

この圧力を感じると痛みが出ることがあるため、ゴムかけが辛く感じてしまいます。

 

❷顎の痛み

 

 

矯正治療中に行うゴムかけは上下の歯にかけることが多いです。

この場合、上下の歯がゴムによって引っ張られてる状態であるため、

常に上下の歯が接触してしまうことがほとんどです。

正常な口元の状態は上下の唇が接触していても、

歯は上下で接触していなく、2mmほどの隙間があります。

ゴムによって上下の歯が接触していると常に軽く食いしばっている状態であるため、

顎関節に痛みを感じる方がいます。

また、ゴムかけの最中に顎の上下運動を繰り返しおこなっていると、

顎関節に負担がかかり、痛みを感じることがあります。

 

❸ゴムのつけ外しによる煩わしさ

 

 

矯正用のゴムはご自身でつけ外しを行っていただきます。

食事と歯磨きの時には外していただいて、それ以外は常に着けていただく必要があります。

そのため、外出先で食事する時や間食する時に食事前に外して

またつけるという手間がかかってしまいます。

また、毎日新しいゴムに交換しなければいけないことも煩わしく感じてしまう場合があります。

手間に感じてしまうことがあると思いますが、

きれいな歯並びになるため毎日コツコツと継続することが良い結果に繋がります。

 

❹話しにくい

 

 

矯正用のゴムをつけると話している間にもゴムが引っ張られるため、矯正力が働きます。

ゴムの圧力によって口が開けにくく、喋りにくさを感じることがあります。

特に接客業などの人前で話さなければいけない職業に就いている方は、

煩わしさを感じてしまうかもしれませんが徐々に慣れます。

どうしても気になるという方は担当矯正医に相談しましょう。

 

②ゴムかけによる痛みを和らげる方法

 

 

ゴムかけによる痛みは矯正装置による痛みと同じものであるため、対処法も基本的には同じです。

痛みを感じる場合には、患部を冷やしたり鎮痛剤を服用したりすることをおすすめします。

また、痛みがある間の食事はなるべく柔らかいものを摂るようにしましょう。

痛みが発生してから1週間ほどは様子を見ていただいて、

それでも痛みがおさまらなければ担当の矯正医に相談しましょう。

 

ゴムかけによって顎関節が痛む場合は、無理せず一度ゴムかけを休止しましょう。

顎関節が痛むのを我慢してゴムかけを行ってしまうと、

より痛みを感じてしまうため、やめた方が良いでしょう。

ゴムかけを一時休止して顎関節の痛みが治ったら、もう一度ゴムかけを再開してください。

その後も顎関節がまた痛むようであれば治療方法を変更しなければいけない可能性があるため、

担当矯正医に相談してください。

 

③ゴムかけを早く終わらせる方法

 

 

ゴムかけを早く終わらせる1番の方法は、矯正用ゴムを外している時間を短くすることです。

矯正治療中のゴムかけはほとんどの人が行う避けては通れない治療法です。

装着時間が短かったり、無意識の癖(顎や舌を前に出す)があったりすると

ゴムかけの期間が延びる可能性があります。

ゴムかけの期間を短縮するには、装着時間をきちんと守り、

食事と歯磨き以外の22時間以上装着するようにしましょう。

 

★まとめ★

 

①矯正治療中に行うゴムかけが負担に感じてしまう理由として、

歯や骨の圧迫による痛みや顎関節の痛み、

ゴムのつけ外しによる煩わしさ、話しにくさを感じる方がいます。

 

②ゴムかけによる痛みは基本的に矯正装置による痛みと同じであるため、

患部を冷やしたり、鎮痛剤を服用したりすることで和らぎます。

顎関節が痛む場合は無理せず休止し、痛みが治ったら再開しましょう。

痛みが続く場合は担当矯正医に相談しましょう。

 

③ゴムかけを早く終わらせる1番の方法は、

矯正用ゴムを外している時間を短くすることです。

装着時間が短かったり、無意識の癖があったりすると期間が延びる可能性があります。

きちんと装着時間を守るようにしましょう。