『矯正治療前の親知らずの抜歯のタイミングは！？』｜町田の矯正歯科専門の歯科医院｜土日診療-町田駅前矯正歯科

『矯正治療前の親知らずの抜歯のタイミングは！？』

記事制作と記事編集：矯正専門歯科衛生士　A

監修：渡邉　博人　日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

 

 

 

まだ夏を感じさせるような日もありますが9月に入り以前より過ごしやすい気候になってきましたね！皆様お変わりなどはありませんでしょうか？

気温差で体調を崩さぬよう気をつけていきましょう！

 

さて、今回のテーマはこちらです！

『矯正治療前の親知らずの抜歯のタイミングは！？』

です！

 

皆様親知らずはどんなものかご存知でしょうか？

今回は矯正治療と親知らずの関係についてお話していきます。

それでは行ってみましょう！

 

【もくじ:目次】

Ⅰ∶『親知らずとは』

Ⅱ：『矯正歯科と親知らずの関係』

Ⅲ：『親知らずの抜歯のタイミングは？』

★まとめ★

 

 

Ⅰ∶『親知らずとは』

 

まず親知らずについてお話します！

親知らずとは永久歯の中で一番後ろに位置する大臼歯（大人の奥歯）で、

正式には「第3大臼歯」や「智歯」とも呼ばれます。

 

前歯から数えて8番目の歯で、上下左右1本ずつ計4本あります。

この親知らずは顎の大きさや歯が出てくるスペースがあると生えてきます。

そのため20歳頃になると動き始めて歯が出てきますが、

中には親知らずが無い方もいらっしゃいます。

 

親知らずは普通の永久歯とは違い、生える時は一度下を向いて生えてきます！

そのため、顎のスペースが足りなかったり一つ一つの歯が大きい場合は親知らずが生えてくるスペースがないので第二大臼歯を押してしまうことがあります。

その他生える角度によっては斜めに生えてきてしまったり、

歯の頭の半分しか出てこないこともあり、

歯磨きが難しくなってしまうこともあります。

 

セルフケアでは親知らずはもちろん、他の歯のケアは限界があるので

定期的にかかりつけの歯科医院に行きメンテナンスを行うといいでしょう。

 

 

Ⅱ：『矯正歯科と親知らずの関係』

次に矯正歯科と親知らずの関係についてお話していきます！

先程お話した通り、親知らずは顎の大きさや歯の出てくるスペースがあると基本的には生えてきます！

矯正治療を行うにあたって歯を動かすスペースはとても大事になってきます。

親知らずの生え方によっては真横に生えたまま押してしまうこともあるため、

歯の力が働き歯並びが崩れてしまうこともあります。

せっかく矯正治療を行うのに親知らずの力で矯正期間が伸びてしまうこともあります。

その他親知らずは他の歯に比べて歯磨きが難しく虫歯や腫れのリスクがあります。仮に虫歯になってしまったりすると隣の歯にも影響が出てくることがあるので注意が必要です。

 

虫歯治療の内容によっては数ヶ月ほど治療がかかることもあるため場合によっては虫歯も矯正期間を伸ばすことになってしまいます。

 

Ⅲ：『親知らずの抜歯のタイミングは？』

ここまでは親知らずについてお話していきました！

次に今回の本題の親知らずの抜歯のタイミングについてお話していきます！

基本的に当院では矯正治療を始める前に親知らずを抜歯してもらっています。

 

これは当院で初診、精密検査を受けた後の院長との話し合いにて

親知らずを抜歯するかしないかが決まります。

抜歯のタイミングも患者様によって様々なので先程のように矯正治療が始まる前に抜歯を勧める場合もありますが、

中には矯正治療途中で親知らずを抜歯してもらうこともあります。

 

歯を抜いた後の顎の骨は矯正治療を行う際にとても歯が動きやすくなるので、

矯正が思うように進まない、動きが遅い場合は歯を抜いたりすることもあります。

ですが中には親知らずを抜かずに矯正治療を進めていくこともあります。

 

例えば大臼歯が足りない場合は親知らずを使って矯正を進めていくことがあります。

また、親知らずが斜めに生えてきた場合に矯正装置をつけて親知らずを引っ張って元の正しい位置に動かすこともできます。

時間はかかりますが元の位置に戻すことにより噛み合わせが改善するケースもあります。

なので親知らずの抜歯のタイミングは一度矯正歯科医院でレントゲン撮影をして、医院の先生に抜歯をしたほうがいいかどうかを相談してから抜歯は行うとスムーズに矯正治療を進めることが出来るでしょう。

 

★まとめ★

いかがだったでしょうか？

今回は矯正治療を行うにあたって親知らずの抜歯のタイミングについてお話していきました。基本的には抜歯するケースが多いですが、

中には抜歯せずに矯正治療を進めることもありますので、もし悩んでいる際には一度矯正歯科医院にて相談してみると良いでしょう。

お口の中の環境によっては抜かずに矯正治療を行えることもありますのでお気軽に相談してみてください。

それでは次回のブログにてまたお会いしましょう！