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『埋まっている親知らずは抜歯した方が良い?』|町田の矯正歯科専門の歯科医院|土日診療-町田駅前矯正歯科

『埋まっている親知らずは抜歯した方が良い?』

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『埋まっている親知らずは抜歯した方が良い?』

記事作成および編集:Y(矯正専門衛生士)

監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

 

自分には親知らずがないと思っていて歯医者さんでレントゲンを撮影すると、

親知らずが歯茎の中に埋まっていたと知る方がいると思います。

親知らずが生えてきていないのであれば抜歯する必要がないのではないかと思うでしょう。

しかし、親知らずが歯茎の中に埋まっている状態でも抜歯しなければいけない可能性があります。

 

今回は埋まっている親知らずは抜歯した方が良いのか、抜歯した方が良い親知らずの特徴も踏まえて解説します。

 

 


【目次】

①親知らずの生え方

②埋まっている親知らずは抜歯した方が良いのか

③埋まっている親知らずの抜歯するタイミング

★まとめ★


 

①親知らずの生え方

20歳前後に奥歯のさらに奥から生えてくる親知らずは必ずしも真っ直ぐ生えるとは限りません。

親知らずの生え方は大きく分けて3パターンあります。

 

❶真っ直ぐ綺麗に生えている

 

 

他の歯と同じように綺麗に真っ直ぐ生えている親知らずであれば、抜歯する可能性は低くなります

しかし、親知らずは1番奥に生えているため、歯ブラシが奥まで届きにくく、

磨き残しが発生し虫歯になってしまうことがあります。

虫歯になってしまうと抜歯する可能性は高くなります。

 

❷斜めになって生えている

 

 

 

顎に親知らずが生えるスペースがなくて斜めに生えてきてしまうことがあります。

その場合は、真っ直ぐに生えている親知らずに比べて抜歯する可能性が高くなります。

理由として、斜めに生えている親知らずが手前の歯を圧迫してしまい歯並びを悪くしてしまったり、

矯正中の歯の移動が滞ってしまったりする可能性があります。

また、斜めに生えている親知らずと手前の歯の隙間に食べ物が入りやすく、

歯ブラシも届きにくいため虫歯のリスクが格段に上がります。

 

❸歯茎の中に埋まっている

 

 

親知らずが何らかの理由で歯茎の中に埋まったままの状態である場合もあります。

真っ直ぐ生えていれば歯茎の中に埋まっていても問題はありませんが、

手前の歯に引っかかったり、横や逆さまになってしまったりしていると問題が発生することがあります

問題が発生した場合は抜歯した方が良いです。詳しくは次項で説明します。

 

②埋まっている親知らずは抜歯した方が良いのか

 

 

歯茎の中に埋まっている親知らずは必ずしも抜歯した方が良いとは限りません。

抜歯しなくてもいいケースと抜歯した方が良いケースを詳しく解説します。

 

埋まっている親知らずを抜歯しなくてもいいケースは、

骨の中で他の歯を圧迫していない場合と痛みや違和感がない場合です。

親知らずが完全に埋まっていて、他の歯に当たっていない状態であれば抜歯しなくて良いです。

しかし、矯正治療を開始して歯を動かし始めると、埋まっている親知らずが他の歯の移動を阻害してしまう可能性があります。

その場合は抜歯した方が良いことがあります。

 

次に、埋まっている親知らずで抜歯した方が良いケースは、

他の歯を圧迫している場合と痛みや違和感がある場合です。

埋まっている親知らずが手前の第二大臼歯(前から数えて7番目の歯)の歯根を圧迫していると、

第二大臼歯の歯根が徐々に吸収してしまいます。

そうなると第二大臼歯の寿命が短くなり、ぐらついてきたり抜けてしまったりする場合があります。

そうなる前に埋まっている親知らずは抜歯した方が良いでしょう。

しかし、このような場合でも抜歯しない方が良いこともあります。

それは、第二大臼歯の歯根吸収がかなり進んでしまっている場合です。

親知らずの圧迫によって第二大臼歯の歯根が吸収してしまい、

第二大臼歯の寿命がすでに短い場合は第二大臼歯を抜歯し、親知らずを噛み合わせに参加させます。

このように埋まっている親知らずは必ず抜歯した方が良いとは限らないため、

かかりつけの歯科医や矯正歯科医に相談しましょう。

 

 

③埋まっている親知らずの抜歯するタイミング

 

 

埋まっている親知らずで何らかの問題がある場合には抜歯した方が良いです。

痛みや違和感がある場合には早めにかかりつけの歯科医に診てもらい、

レントゲンで親知らずの確認をしてもらいましょう。

痛みがない場合でも定期的にかかりつけの歯医者でレントゲンを撮ってもらい、

第二大臼歯の歯根吸収が見受けられる場合には歯科医の指示を仰ぐようにしましょう。

当院では精密検査で歯科用CTを撮影し、親知らずや第二大臼歯の歯根を詳しく診て抜歯の有無を判断します。

抜歯が必要であればかかりつけの歯科医院や口腔外科に特化した歯科医院を紹介いたします

当院でも口腔外科の先生が勤務している日もありますので、お気軽にご相談ください。

 

★まとめ★

①親知らずは20歳前後に生えることが多いですが、

真っ直ぐに生える場合もあれば斜めに生えたり歯茎の中に埋まったままだったりする場合があります。

 

②埋まっている親知らずは必ずしも抜歯しなければいけないわけでありません。

問題がある場合は抜歯した方が良いことがありますが、

親知らずによって第二大臼歯の歯根吸収が起きる場合は抜歯しない方が良いためかかりつけの歯科医に相談しましょう。

 

③埋まっている親知らずで何らかの問題がある場合は早めにかかりつけの歯科医に相談しましょう。

第二大臼歯の歯根吸収は自覚症状がないことが多いため、定期的にかかりつけの歯科医院で診てもらいましょう。

当院でも口腔外科の先生が勤務している日もありますので、お気軽にご相談ください。

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