『親知らず抜歯後の腫れについて』
Blog
『親知らず抜歯後の腫れについて』
Blog
記事制作と記事編集:矯正専門歯科衛生士 M
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長
みなさんこんにちは!
町田駅前矯正歯科でございます。
まだまだ寒い日が続いていますが、体調はいかがでしょうか?
風邪やインフルエンザも流行っているので、
手洗いうがいをしっかりして元気に冬を乗り越えましょう!!
今回のお題は、
『親知らず抜歯後の腫れについて』
です!
【もくじ:目次】
親知らずとは大臼歯(永久歯の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、
第3大臼歯が正式な名称で、智歯(ちし)とも呼ばれます。
親知らずは中切歯(真ん中の前歯)から数えて8番目にあり、永久歯の中で最後に発育します。
永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、
親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり
、親に知られることなく生えてくる歯であることがその名前の由来だとも言われています。
しかし、なかには親知らずが生えてない方もいらっしゃるかと思います。
生えてこない理由としては主に、①遺伝的な要因、②目視できないだけで骨の中に埋まっている
この2つが挙げられます。
①遺伝的な要因
遺伝の影響でそもそも歯が形成されていない
歯は、顎の骨の中にある歯胚(しはい)が成長することで形成されます。
歯胚は胎児の間に形成され、歯槽骨の中で育った後に歯として生えてくるのです。
そのため、親知らずの歯胚が形成されていない人には親知らずが生えません。
②生えるスペースがない
親知らずが生えない理由には、歯が生えてくるだけの顎のスペースがそもそも足りていないというケースもあります。
この場合は、『親知らずは生えているが、歯や歯茎の中に埋まっているだけ』となります。
歯科医院でレントゲンをあまり撮ったことがない方は、
親知らずの存在に気づいていないだけかもしれません。
特に日本人は顎が小さい傾向があり、顎が小さいと、
歯を並べるためのスペースが足りません。
その結果、歯並びがでこぼこに生えたり、親知らずが埋まったままになってしまうのです。
親知らずの抜歯は、上顎のまっすぐ生えているものから、下顎の横向きに深く埋まっているものまで、難易度や術式、術後の合併症などが大きく異なります。
まっすぐ生えている親知らずは比較的抜歯しやすく、
腫れや術後の痛みも少ないと言われています。
斜めや横向きに生えている場合は、親知らずが半分ほど歯茎に埋まっている状態になります。
半埋伏歯といい、日本人では一番多い生え方です。
歯磨きがしにくいので虫歯のリスクが高く、歯並びが乱れる原因にもなります。
周辺に炎症が起こる可能性も高いので、抜くべきと判断されることが多いです。
半埋伏や完全埋伏歯の場合は歯茎を切開したり骨を削る事があるので、
腫れや痛みが約1〜2週間続くことがあります。
親知らず抜歯後の痛みのピークは抜歯の翌日で、その後徐々に引いていくことが多いです。
腫れのピークは痛みから少し遅れて2日後くらいです。
抜歯後3、4日から1週間ほどで痛みや腫れは治っていきますが、
2週間ほどは若干の鈍痛が残ることもあります。
また、抜歯後は親知らずの部分に大きな穴が空いているために、刺激が手前の歯に直接加わり、知覚過敏が起きる事があります。
避ける事は、まずは禁煙です。血流に影響し治りが悪くなる原因となります。
飲酒は治癒を阻害するものではありませんが、腫れや痛みの原因となりやすいので避けた方が良いです。
入浴はしても構いませんが、長風呂は禁物です。
激しい運動は出血につながるため、1〜2日は避けた方が安心でしょう。
痛み止めを飲んでもじっとしていられないほどの激しい痛みや高熱、腫れがしばらくおさまらない場合には、かかりつけの歯科医院に受診が必要な場合がありますのでご注意ください。
今回は親知らず抜歯後の腫れについてご説明しました。
親知らずは、生え方によって抜き方が違ったり、腫れや痛みがどれくらい続くのかが変わってきます。
斜めに生えている親知らずは食べかすなどの汚れが溜まりやすく
、虫歯や炎症を起こすリスクが高いため、抜歯を検討するのもいいかもしれません。
自分の親知らずがどう生えているのか気になる方や抜歯を考えている方は、
歯科医院の受診をおすすめします!
町田の矯正歯科・マウスピース矯正(インビザライン)、裏側矯正(舌側矯正)、部分矯正
町田駅前矯正歯科:
https://machida-kyosei.com/
電話番号:042-732-5775
診療のご予約・各種治療のご相談は下記よりお気軽にご連絡ください。