『抜歯後に出血が止まらない時はどうしたら良い?』
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『抜歯後に出血が止まらない時はどうしたら良い?』
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記事作成および編集:Y(矯正専門衛生士)
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長
矯正治療中に小臼歯や親知らずを抜歯する場合があります。
抜歯後はガーゼを噛んで止血しますが、稀に出血が止まらないことがあり
パニックになる方も多いと思います。
今回は抜歯後に出血が止まらなくなる原因と対処法について解説します。
【目次】
抜歯後に出血が止まらなくなる原因として以下の4つが挙げられます。
❶止血が完全にできていない
抜歯をした後に丸めたガーゼを10〜20分程度噛んで圧迫止血を行います。
血管を圧迫することにより出血が止まりますが、
ガーゼの大きさが抜歯部位に合っていなかったり、圧迫する位置がズレていたりすると
完全に止血できずに再び出血する可能性があります。
❷抜歯した部位を触ってしまった
抜歯した後は止血すると血の塊(血餅)が歯茎の表面にできます。
これはかさぶたの役割を持っていて、歯ブラシや舌で傷口を触ってしまったり、
頻繁にうがいをしてしまったりすると血餅が剥がれて再び出血してしまう可能性があります。
また、気になるからと指で抜歯した箇所を触ってしまうと、
傷口から細菌感染を起こす場合があるため注意が必要です。
❸長風呂や飲酒、激しい運動をしてしまった
湯船に長い時間浸かったり、お酒を飲んだりすると
顔が赤くなるように体全体の血行が良くなります。
また、激しい運動も血行を良くしてしまうため、
抜歯した当日に上記のような行動をしてしまうと再び出血してしまうことがあります。
❹血が止まりにくい体質や抗血栓薬を服用している
小さな傷でも血が止まりにくい人は
血液に関係する何らかの病気を持っている可能性があります。
また、血液に関係する病気の治療薬として抗血栓薬を服用している場合も
血が止まりにくい場合があります。
決して抜歯してはいけないわけではありませんので、抜歯前に主治医へ確認しましょう。
抜歯をした後に出血が止まらなくなった場合の対処法は以下の2つです。
❶清潔なガーゼやティッシュを丸めて噛む
抜歯した後に歯科医院で止血したように家で再び出血してしまったら、
清潔なガーゼやティッシュを丸めて噛んで圧迫止血をしましょう。
ガーゼは抜歯したところよりも少し大きめにしましょう。
小さすぎたり大きすぎたりすると十分に圧迫できない場合があるため、注意しましょう。
また、血が止まっているか確認するために何度もガーゼを外して見るのはやめましょう。
30分程度しっかり強く噛むと止血できます。
❷抜歯した方の頬を冷やす
冷たいタオルなどで抜歯した方の頬を冷やすと血流が抑えられ、止血できます。
しかし、保冷剤や氷水など極端に冷たすぎたり、
長時間冷やしたりすると血液の流れが悪くなり逆に出血してしまう場合があるためやめましょう。
氷ではなく冷たく濡らしたタオルで冷やしてみてください。
抜歯後に再出血しないために当日注意すべきことは以下の通りです。
❶抜歯直後の歯科医院で止血のためのガーゼをしっかり強く噛む(歯科医師が止血を確認してから終了になる)。
❷長時間の入浴や飲酒、喫煙、激しい運動は避ける。
❸うがいを頻繁にしたり、強くしたりしないようにする。
❹抜歯したところを指や舌で触らないようにする。
❺歯を磨くときに歯ブラシが抜歯したところに当たらないようにする。
上記の注意事項は抜歯した後に歯科医師から説明があるので、しっかり聞くようにしましょう。
当院でも月に一度、口腔外科の先生による抜歯を行っています。お気軽にご相談ください。
①抜歯後に血が止まらなくなる原因として、直後の止血不足や傷口を触ってしまった、
血行を良くする行為をしてしまった、血が止まりにくい体質や薬を服用していることが挙げられます。
②もし抜歯後に出血して止まらなくなってしまった場合は
清潔なガーゼやティッシュを丸めて噛んだり、
抜歯した方の頬を濡らしたタオルで冷やしたりしましょう。
③抜歯後の出血を防ぐために歯科医師から伝える当日の注意事項をしっかり聞き、守るようにしましょう。
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