『食いしばりが顔や体に与える影響とは?』
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『食いしばりが顔や体に与える影響とは?』
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記事制作と記事編集:矯正専門歯科衛生士 M
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長
みなさんこんにちは!
町田駅前矯正歯科でございます。
今回のテーマは、
です。
日中の作業中や夜寝ている間、無意識に食いしばりをしてしまっている方はいませんか?
歯ぎしりほど音はしないため、気づきにくいのが食いしばりの厄介なところです。
しかしこの癖は、顔の輪郭の変化や歯・顎へのダメージ、さらには全身への不調にもつながる可能性があります。
今回は、矯正歯科の視点から食いしばりによる顔や体への影響について詳しく解説するとともに、治療選択肢の一つとして注目されているエラボトックスについてもご紹介します。
【もくじ:目次】
食いしばりとは、日常生活の中で歯を強く噛みしめている状態のことを指します。
寝ている間だけでなく、仕事中やスマートフォンの操作、運転中など、集中しているときに無意識に発生しやすいといわれています。
通常、リラックスしているときは上下の歯の間には少しすき間があるのが正常な状態ですが、食いしばりの癖があると、上下の歯が常に接触し、強い圧力がかかり続けていることになります。
食いしばりが顔に与える影響
まず、最も目に見えてわかりやすいのが「顔の輪郭の変化」です。
食いしばりが続くと噛むための筋肉、咬筋(こうきん)が発達してしまい、いわゆるエラが張ったような顔つきになります。
特に女性の場合フェイスラインのシャープさが失われ、男性的な印象になってしまうことも。
また、左右どちらかだけに力が入りやすい方は、顔の左右差が目立つようになったり、口元のゆがみの原因になったりもします。
食いしばりが体に与える影響
★見た目の問題だけでなく、食いしばりは体にも様々な不調を引き起こします。
①顎関節症:顎がカクカク鳴る、口が開きにくい、顎に痛みがあるなどの症状が出ることがあります。
②頭痛・肩こり:食いしばりによって顎まわりや首の筋肉に常に緊張がかかり、それが肩や頭部に波及することで慢性的な頭痛や肩こりを引き起こします。
③歯の摩耗や破折:強い力で歯がこすれ合うことで、歯がすり減ったり、ひび割れたりする危険性も。
④睡眠の質の低下:無意識の緊張状態が続くことで、睡眠が浅くなるとも言われています。
これらの症状は、
なんとなく不調が続くけど原因がわからない…
と感じている方に多く見られるのも特徴です。
矯正歯科の観点から見ると、歯並びや噛み合わせのズレが食いしばりを助長しているケースも少なくありません。
噛み合わせが悪いと、一部の歯にだけ負担が集中しやすく、その結果、咬筋が過剰に緊張してしまうのです。
そのため、矯正治療で噛み合わせを正しく整えることは、食いしばりの根本的な改善につながる場合があります。
また、矯正中は歯や筋肉の使い方が変わるため、自分の癖に気づきやすくなるというメリットもあります。
咬筋の発達によって顔のエラが目立っている場合、近年注目されているのが「エラボトックス注射」です。
咬筋にボツリヌス毒素を注射することで筋肉の緊張を一時的にゆるめ、過剰な発達を抑えるというものです。
効果は数ヶ月程度ですが、咬筋の過緊張による顔のエラの張りを抑えられるだけでなく、顎関節症や歯ぎしりの症状が軽減するケースもあります。
※ただし、エラボトックスはあくまで対症療法であり、食いしばりの根本原因を解決するものではありません。
噛み合わせやストレスなど、食いしばりの背景にはさまざまな要因があるため、矯正歯科や口腔外科、場合によっては心療内科などと連携して総合的にみていくことが大切です。
食いしばりは、顔つきの変化だけでなく、歯や顎、さらには全身の不調につながる可能性のある癖です。
見た目の改善を目指すエラボトックスも有効な手段のひとつですが、噛み合わせの改善や日常生活の見直しによる根本治療が重要です。
「もしかして自分も…」と思った方は、ぜひ一度矯正歯科でのご相談をおすすめします。
◎当院でもエラボトックス注射を導入しました!◎
口腔外科認定医の先生が施術を行いますので、安心していただけると思います。
食いしばりを改善することで、健康的でバランスの取れたフェイスラインと、心身の快適さの両方を手に入れましょう!
気になる方はぜひスタッフまでお声がけください!
町田の矯正歯科・マウスピース矯正(インビザライン)、裏側矯正(舌側矯正)、部分矯正
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