『金属アレルギーは遺伝するの?』
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『金属アレルギーは遺伝するの?』
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記事制作と記事編集:矯正専門歯科衛生士 O
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長
『金属アレルギーは遺伝する?』
こんにちは!町田駅前矯正歯科でございます!!
梅雨入りしたのに梅雨前線が消失しているようで、暑い日が続いていますね^^;水分補給をして、熱中症には気をつけてお過ごしください!
さて、今回は『金属アレルギーは遺伝する?』です。
金属アレルギーという言葉、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?このブログを見ている方のなかには、『もしかしてわたしも金属アレルギーかも・・・』という方もいらっしゃるはずです。
今回は金属アレルギーのことについてお話ししていきます!
【目次】
金属アレルギーとは、金属イオンに対するアレルギー反応です。よくある症状としては、皮膚に発疹や腫れ、かゆみなどの症状がみられます。これらは、原因となる金属が皮膚に接触することで引き起こされます。
金属アレルギーの原因となる金属は複数あります。特に「ニッケル」「コバルト」「クロム」は3大原因金属と呼ばれ、アレルギー反応を引き起こしやすいと言われています。他にも、パラジウムや水銀、銅、金、プラチナなどが挙げられます。
金属アレルギーは、アクセサリーや時計の装飾品だけでなく、衣類、化粧品、食品などに含まれています。金属アレルギーの症状が現れる場合には、皮膚科を受診し、原因金属を特定するためにパッチテストをするのが良いでしょう。
結論からいうと、金属アレルギーの遺伝はありません。
金属アレルギーは遅延型アレルギーに分類されます。遅延型アレルギーとは、原因となるアレルギー物質に接触してから数時間~数日後に症状が現れるタイプのことをいいます。医学的にはⅣ型アレルギーと呼ばれます。
遅延型アレルギーは直接的に遺伝するわけではありませんが、アレルギーになりやすい体質が遺伝することはあります。
体質の遺伝としては、アレルギー体質(免疫反応が敏感)、皮膚が敏感、肌のバリア機能が弱いなどは体質として遺伝します。
金属アレルギーのメカニズムとしては、金属が汗などで溶け出し、金属イオンとなって体内に侵入します。免疫がそれを「異物」と判断し、記憶(感作)します。
再び触れるとアレルギー反応が起き、かゆみや赤みが出ます。
金属アレルギーになりやすい方には、幾つかの特徴があります。
・金属を身につける機会が多い
・汗をかきやすい
・皮膚が薄い
・口内に歯科金属が入ってる
・ピアスを開けたばかり
などが特徴として挙げられます。
性別や年齢による金属アレルギーの発症についてお話しします。
性別の違い
女性の方が発生しやすい傾向があります。ピアスやアクセサリーなどを身に付ける機会が多く、金属と皮膚が長時間接触しやすいために金属アレルギーを起こしやすいです。
※最近では男性も時計やアクセサリーを日常的に使う方が増えているため、性別差はほとんどないでしょう。
年齢による違い
10代後半から30代が比較的リスクが高い傾向があります。この世代はピアスを開けたり、ファッションでアクセサリーを身につける、歯科治療で金属に触れる機会が多くなるからだと考えられます。
また、年齢が上がるほど新たに金属アレルギーを発症するリスクは低いですが、金属アレルギーの既存の症状は悪化することがあります。
金属アレルギーは、原因となる金属が皮膚との接触によって引き起こされて、皮膚の発疹、腫れ、かゆみなどの症状として現れます。
金属アレルギーは遺伝で起こるものではないため、対策をすることで予防が可能です。
具体的な対策
・アレルギーを引き起こしやすい原因の金属を避ける
ニッケルフリーやアレルギーに対応した製品を使用する。ピアスやネックレスなどはサージカルステンレス、チタン、プラチナ、樹脂などを選択すると良いでしょう。
口内の歯科金属の場合はセラミックやジルコニアが良いでしょう。また、ワイヤー矯正の場合には、アレルギー対応の装置があるかの確認が大切です。
・汗をかいたらこまめに拭く
金属アレルギーは、汗をかくと金属が溶け出し、金属イオンが体内に入り込むことで発症しやすいです。
汗をかきやすい夏場や、運動時には身につけている金属を外すことをすすめます。もしも、アクセサリーを身につけている場合には、汗をかいたらこまめに拭きましょう!!
・パッチテストを受ける
自分が金属アレルギーかもと感じる場合には、皮膚科でのパッチテストも有用です。パッチテストを受けることで原因となる金属の種類がわかるので、自身でアクセサリーなどを選ぶときに避けることができます。
Ⅰ:金属アレルギーは特定の原因の金属が皮膚に触れることで金属イオンが溶け出し、体内に入り込むことでアレルギー反応がでます。症状は皮膚に発疹や腫れ、かゆみが現れます。
Ⅱ:金属アレルギーの遺伝はありません。ただし、アレルギーになりやすい、歯科で金属を入れたなどの体質的・環境的な要因はあります。
Ⅲ:金属アレルギーになりやすい特徴として、体質や生活習慣に加え、性別や年齢によってもリスクが異なります。
Ⅳ:金属アレルギーの症状など、当てはまることが多い場合は皮膚科でのパッチテストをして原因となる金属を知っておきましょう!原因となる金属を避けることで、金属アレルギーの発症リスクを抑えることが可能です。
いかがでしたか?今回は『金属アレルギーは遺伝する?』についてお伝えしました^_^!!
では、また次回お会いしましょう!!!
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