『矯正治療で出る金属アレルギーの症状は？』｜町田の矯正歯科専門の歯科医院｜土日診療-町田駅前矯正歯科

記事制作と記事編集：矯正専門歯科衛生士W

監修：渡邉　博人　日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

『矯正治療で出る金属アレルギーの症状は？』

 

 

こんにちは！町田駅前矯正歯科です。

今回は、矯正治療を検討されている方からご質問をいただくことも多い、

「金属アレルギー」についてお話ししたいと思います。

歯並びを治したいけど金属アレルギーが心配で踏み出せない方はぜひ読んでみてください。

 

【もくじ:目次】

Ⅰ∶『金属アレルギーとは？』

Ⅱ：『矯正治療と金属アレルギーの関係』

Ⅲ：『金属アレルギーの主な症状』

Ⅳ：『金属アレルギーが疑われるときの対処法』

<まとめ>

 

Ⅰ∶『金属アレルギーとは？』

 

 

金属アレルギーとは、特定の金属に触れたり、体内に取り込まれたりすることでアレルギー反応が起きる状態のことです。

多くの場合、金属が汗などの体液に触れることで微量に溶け出し、それが体内に取り込まれたときに免疫システムが「異物」と認識し、炎症などの反応を起こします。

ピアスやネックレスで肌が赤くなったり、かゆくなったりするのも、金属アレルギーの典型的な症状のひとつです。

 

Ⅱ：『矯正治療と金属アレルギーの関係』

 

 

矯正治療では、ワイヤーやブラケットなどの器具に金属が使われていることが多くあります。

使用される金属には、ニッケル、クロム、コバルト、ステンレススチール、チタンなどがありますが、中でもニッケルはアレルギーを引き起こしやすい金属として知られています。

すでに金属アレルギーの診断を受けている方や、過去にアクセサリーなどで肌トラブルがあった方は、矯正器具にも注意が必要です。

 

Ⅲ：『金属アレルギーの主な症状』

 

 

矯正治療中に金属アレルギーが発症した場合、以下のような症状が現れることがあります。

①口の中の違和感やかゆみ

ワイヤーやブラケットが接触している部分の粘膜にかゆみや違和感を覚えることがあります。

②歯ぐきや口内のただれ・腫れ

金属が直接触れている部分やその周辺に炎症が起き、赤く腫れたりただれたりすることがあります。

③口内炎のような症状

特に舌の側面や唇の内側など、器具に接触しやすい部分に口内炎のような痛みが出ることがあります。

④顔や首、手などの皮膚に湿疹が出ることも

口の中の症状だけでなく、全身に湿疹やかゆみが出るケースもあり、まれに顔や首、手にまで症状が広がることもあります。

 

Ⅳ：『金属アレルギーが疑われるときの対処法』

 

 

もし矯正治療中に上記のような症状が現れた場合は、すぐに主治医に相談してください。

必要に応じて、皮膚科でパッチテスト（アレルゲンを皮膚に貼って反応を見る検査）を受け、原因となっている金属を特定します。

金属アレルギーが確認された場合は、以下のような対応が可能です。

①アレルギーを起こしにくい素材に変更する

チタンやセラミックなど、アレルギー反応が起きにくい素材の器具に変更することで症状を回避できる場合があります。

②マウスピース型矯正を検討する

金属を使わないマウスピース矯正（インビザラインなど）を選ぶという選択肢もあります。透明で目立ちにくく、取り外しも可能なので、金属アレルギーの心配が少ない治療法として人気があります。

③治療を一時中断して症状を落ち着かせる

炎症が強い場合や生活に支障が出るような症状がある場合は、いったん治療を中断して体調を整えることもあります。

 

【まとめ】

 

 

金属アレルギーは、矯正治療中にも起こりうる問題ですが、正しい知識と対応によって回避・対処が可能です。

矯正治療を始める前に、過去に金属アレルギーの経験がある方は必ず担当の歯科医師に伝えるようにしてください。

また、アレルギーの心配がある方は、事前に皮膚科へ受診しパッチテストを受けておくと安心です。

当院でも、アレルギーのある方に配慮した矯正治療を行っておりますので、不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。

美しい歯並びと健康な毎日のために、安全で納得のいく矯正治療を一緒に目指しましょう。

 

町田駅前矯正歯科ではカウンセリングの予約を随時受け付けております。

お気軽にご相談ください！

 

 

それではまた次のブログでお会いしましょう！