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『矯正治療にかかる期間の目安とは!?』|町田の矯正歯科専門の歯科医院|土日診療-町田駅前矯正歯科

『矯正治療にかかる期間の目安とは!?』

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『矯正治療にかかる期間の目安とは!?』

『矯正治療にかかる治療期間の目安と治療期間がかかる原因とは!?』

記事作成・編集:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

今回は矯正治療にかかる期間について詳しくお話していきます。

『矯正治療は年単位にかかった』『半年で終わった』など患者様によって治療期間は様々です。

どのような基準で矯正の期間が決まっていくのかを丁寧に説明していきたいと思います。

 

人によって、治療期間が長い短いはどうやって決まっていくだろう?その要因を詳しく説明していきます。

 

【目次:もくじ】

期間に関わる要因➀:全顎矯正と部分矯正によって治療期間が変わってくる

期間に関わる要因②:抜歯するか抜歯しないかで治療期間が変わってくる

期間に関わる要因③:食いしばりの力が強さで治療期間が変わってくる

期間に関わる要因④:矯正装置と治す歯並びの相性によって治療期間が変わってきます。

◎まとめ

矯正治療の期間を決めている要因とは何なのでしょうか?

期間に関わる要因➀全顎矯正と部分矯正によって治療期間が変わってくる

☞動かす歯の数が多いほど治療期間がかるということです。

 

矯正治療にはすべての歯を動かす『全顎矯正治療(ぜんがくきょうせいちりょう)』と『部分矯正治療(ぶぶんきょうせいちりょう)』の2つに分かれますが、言葉の通り全顎矯正治療は、生えている永久歯のすべての28本(親知らずを含まず)をダイナミックに動かしていきます。そのため数年単位の治療になってきます。具体的な数字をだすと2年~3年ぐらいになります。長い場合には3年半がかかることがあります。

全体的に装置をつけていく『全顎矯正治療』。数年単位の治療の期間が平均的にかかってきます。

一部分のみにブラケットをつけていく『部分矯正治療』。早い場合には半年程度で治療が終わることもあります。

 

逆に部分矯正治療は、歯を動かす数が少ないほど治療期間が短く、最速で数か月で終わってしまうケースもあります。部分矯正治療の治療期間には幅があり、年単位の期間もかかる場合があります。これは、歯を動かすための固定になり歯が少ないので条件が限定されてくるためです。術者としては、全部装置をつけて動かしてしまった方が治療期間が短くなる場合もありますので、ある意味部分矯正の治療の難易度が高くなることがあるのも事実です。

 

つまりコントロールする歯の数によって治療期間が左右されるということですね。

当院の部分矯正については
こちら

 


 

期間に関わる要因②抜歯するか抜歯しないかで治療期間が変わってくる

☞動かす距離が長いほど治療期間がかかってきます。

 

動かす歯の距離が長いほど時間がかかります。歯は約1㎜動くのに一か月程度かかってきます。

 

初診カウンセリングのあとに精密検査をして診断のプロセスを経て、矯正治療計画が決まっていきますが、その際に抜歯が必要な場合には、抜歯をしないケースよりも時間がかかることが多いです。それは、抜歯をしたスペースを閉じるために歯列全体の歯を大きく動かすからです。動かす距離が多いほど、治療期間はかかりますし、歯列全体で動かす歯が多いほど、治療期間がかかります。

 

よく矯正で抜歯される上顎第一小臼歯は大きさが約7.5mmあります。そのスペースを埋めるために歯をダイナミックに動かす必要があります。単純計算でスペースが埋まるまでに7.5か月かかります。

 

逆に歯を抜かない非抜歯ケースと言われる場合には、大きな歯の動きは抜歯ケースよりも少ないので、治療期間も1年から半年短くなることが多いです。ここで注意しなければならないのが、抜歯ケースなのものを無理に非抜歯にした場合などは、時間がかかるケースがありますので、最初の診断時によく担当医から説明を受けるようにしましょう。無理な治療計画は治療期間の延長を招きます。

 

非抜歯ケースは単純にその場で歯を並べるので、移動距離が少なくなるので、治療期間は短い傾向にあります。しかし、スペースが少ない状況での無理な非抜歯治療はさらに治療期間がかかりますので、注意が必要です。

 


 

期間に関わる要因③食いしばりの力が強さで治療期間が変わってくる

☞食いしばりの力が強すぎると歯の前後的な動きを妨げます。

 

食いしばりは歯の動きを邪魔しますが、固定源としては有用です。歯科矯正用アンカースクリューの代わりに近い動きもする場合があります。食いしばりによるメリット、デメリットがあります。

 

よくネットなので『食いしばりが強いと歯が動きにくい』などと書かれているのを見かけますが、まさにその通りで、矯正で歯を前後的に動かす場合には、上下の力はワイヤーの上をブラケットを通して歯がスライドするのに大きな摩擦が発生してしまい、食いしばりの力が妨げてしまいます。

 

ブラケットはワイヤー上を滑っていくので、摩擦が強いとなかなか前後的に動いてきません。

この食いしばりの強い方は、骨隆起口蓋隆起など骨に強い力がかかっている症状などが歯肉に見られることが多いです。このような方の食いしばりをやめることはほぼ不可能です。対策を立てるとすれば、歯を動かす力を許容範囲内で強くするしかありません。あまりに歯に強い力をかけると歯にダメージが残る場合もありますので、状況をしっかり把握して慎重に力は強める必要があります。不用意に力を強めてはいけません。

 

食いしばりの原因はいくつかありますが、根本的な治療はありません。当院では、対処療法として、矯正治療が終わったあとにナイトガードをおすすめしております。

 


 

期間に関わる要因④矯正装置と治す歯並びの相性によって治療期間が変わってきます。

前歯が内側に倒れているケースは裏側矯正→インビザライン→表側矯正の順で治りやすい傾向にある。

裏側矯正は、とても目立ちにくいですが、歯のコントロールがとても繊細になりますので、治療期間が表側よりも長くなる傾向があります。

 

表側矯正は昔ながらの装置ではありますが、万能な装置でコストパフォーマンスもよいです。舌側傾斜を起こしてしまった場合に早期にリカバリーするには表側矯正が一番有効です。

上顎の前歯が内側に倒れているいわゆる『舌側傾斜』裏側矯正はとても苦手な症例で、治すのに時間を要します。またインビザラインでも起こすのに少し時間を要します。この場合には表側矯正で倒れこんだ前歯を起こすのが一番有効です。

抜歯ケースで上顎の前歯を後ろに引いてくるときに『ラビッテイング』と呼ばれる前歯が内側に倒れていく現象が起こる場合があります。ウサギの歯のように内側に通れていることが起源とされています。この場合には圧倒的に裏側矯正が不利になりますので、そのことを考慮した治療計画を立案し、一気に前歯を引っ張らない様に注意する必要があります。焦って力でひいてしまうとこのようなことが起きてしまいます。

 

ウサギの歯は内側に倒れこんでいます。これを例えてラビッティングの語源になっています。

◎まとめ

矯正治療期間が長くなる要因は様々です。よくイメージすると納得されると思います。予定の期間よりも長くなるとちゃんとうまく治っているのか不安になると思います。そんな不安をなるべく抱かない様に少しでも気になることがあれば、その都度衛生士さんや受付さん、担当医に聞いてもらうのが1番良いと思います。モヤモヤしていることは、お互いにとってマイナスになります。クリアな関係で治療を進めることがよりストレスフリーな矯正治療をすすめるコツだと思います。

 

『良い矯正ライフを!』

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