『ワイヤー矯正からマウスピース矯正への変更について』｜町田の矯正歯科専門の歯科医院｜土日診療-町田駅前矯正歯科

『ワイヤー矯正からマウスピース矯正への変更について』

記事編集：渡邉　博人　町田駅前矯正歯科医院長

こんにちは、町田駅前矯正歯科の渡邉です。

今回は、矯正治療中にワイヤー矯正からマウスピース矯正へ変更する場合について説明していきます。

ワイヤー矯正で治療を開始したものの、様々な理由でインビザラインなどのマウスピース矯正に変更する場合があります。

どういった場合にそのようなことが起こるのでしょうか？

 

 

【目次：もくじ】

➀見た目の問題

②通院回数などの問題

③症例の問題

★まとめ★

 

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➀見た目の問題

　矯正後に転職されたり、学校を卒業して就職された方が接客業や営業のお仕事に就かれた時や成人式や結婚式を控えている方の中には「装置が見えるのが嫌」と感じる方もいらっしゃいますので、治療終了前に装置を外したいというお話を耳にします。

 

 

 

マウスピース矯正は、透明のマウスピースなので目立ちにくいという面でとても大きなメリットになっています。

 

基本的に、初診カウンセリングや精密検査のタイミングで患者様の今後のご予定など治療にかかわることを把握させていただくのですが、矯正開始前には問題なくても矯正期間は長いです。その間にご自身の状況が変わることは十分起こりえます。

分かり次第担当医にお伝えいただき、治療方針などを改めてご相談させていただきたいと考えております。

 

②通院回数などの問題

 

お引越しをされたり、転勤になったり、生活の変化によって通院するのが難しくなることがあるかと思います。

妊娠や出産後も通院をするのは大変かと思います。

 

近所に矯正歯科医院さんがあればそちらへ転院という方法もありますが、さらに費用がかかってしまったり、場合によっては受け入れていないところもあるのが現状です。

 

そういう方には通院回数を少なくすることが出来るインビザラインをおすすめすることがありますが、通院回数が減る分、ご自身での管理をしっかり行っていただく必要があります。

 

ワイヤー矯正と違って、取り外しが容易なので矯正前と変わらず食事をすることができ、歯のお手入れなども楽に行えるのでメリットですが、患者様自身の協力度で治療効果に差が出てしまうのがデメリットでもあります。

 

③症例の問題

 

マウスピース矯正にもワイヤー矯正にも、それぞれ強みと弱みがあります。

ワイヤー矯正の場合の適応症例は多いのですが、マウスピース矯正は抜歯が必要な歯列には対応できなかったり、治療可能な方が限られています。

 

精密検査の結果ご説明時に患者様の矯正前の状態を見て最適な治療をご案内しますが、動き方や動くスピードには個人差があります。

状況に応じて双方の矯正を併用していくご案内をさせていただくこともあります。

 

マウスピースからワイヤー矯正への移行は、インビザラインで用いた歯の表面についたアタッチメントを外して代わりにブラケットを装着していくので比較的簡単に、スムーズに行うことが出来ます。

 

しかし、ワイヤー矯正からマウスピース矯正への移行は

①ワイヤー装置の除去（ブラケットの除去）

②i Teroを使って歯列をスキャン

③スキャンデータを基に海外で作成、日本へ発送

という手順を踏む必要があります。

 

マウスピース作成から日本に到着するまでに1ヶ月前後のお日にちがかかってしまいます。

※現在はコロナウイルスの影響により、2ヶ月のお日にちを頂いております。

 

ワイヤー装置除去後、型取りからマウスピースが届くまでの約1ヶ月間、何もしないままだと並べた歯列が元に戻ろうと後戻りしてしまい、いざ1ヶ月後にマウスピースを装着したくても難しいことがあります。

 

通常、矯正治療後には必ず保定といって、歯が動かないようにマウスピースを装着していただく時期がありますが、この期間と同様にリテーナーを用いて歯を動かないようにする必要があります。

 

★まとめ★

 

いくつか矯正装置が変更になる場合をご紹介させていただきました。

 

この他にも、中には実際にワイヤー矯正で治療を開始したものの、イメージと違っていたり、強い痛みや不快感を感じてマウスピース矯正に移行したいという方もいらっしゃいます。

違和感・痛みなどは、人それぞれ感じ方には個人差があるので、しばらく使ってみても慣れずに苦痛に感じる場合にはご相談ください。

 

その方の歯列によりますが、マウスピース矯正に移行できることもあります。

 

日々の矯正によるストレスは、蓄積すると大きな病気になりかねません。

緩和できるのであれば少しずつでも和らげていきましょう。