『矯正治療の装置をはずすときは～ブラケットオフについて～』｜町田の矯正歯科専門の歯科医院｜土日診療-町田駅前矯正歯科

『矯正治療の装置をはずすときは～ブラケットオフについて～』

記事制作と記事編集：歯並びコーディネーター　N
監修：渡邉　博人　日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

歯科矯正の方法はいくつかあります。

 

当院で扱っている方法は、ワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類ですが、ワイヤー矯正の場合は歯科矯正治療が終わると、歯を動かすために使っていた装置を外す必要があります。

どのような流れで、どのように外していくのか、今回はブラケットを外す時についてお話していきたいと思います。

 

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【目次：もくじ】

①装置をはずす流れ

②ブラケットオフの痛み

③保定装置のお手入れ

★まとめ★

 

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①装置をはずす流れ（ワイヤー・マウスピース共通）

 

 

①歯列が綺麗になり、矯正治療を終えるめどが立ったら歯の型どりをして、保定用の装置（リテーナー）を作成します。

→すぐ外せるわけではなく、外すための準備が必要になります。

②リテーナーが完成したら装置をはずすことができます。装置をはずしたと同時にリテーナーを付けられるように先に用意しておく必要があります

 

 

③治療終了後に口腔内写真、顔面写真、セファロ、CTの写真を撮影して保定期間に移行します！！

→初診時とブラオフとの重ね合わせを行い、治療の変化をみることができます。

 

 

②ブラケットオフの痛み

 

 

ブラケットをはずす際は、小さなペンチのような道具を使って、てこの原理で外していきますが、歯の場所によっては外れにくいこともあります。

歯の表面に歯科用の接着剤を使って装置をつけます。
将来的に外すことをみこしてつけるので粘着力は強力では無いものの、治療中に外れてしまっても困るのである程度の接着力があります。

 

そのためそれなりの力が必要になり、痛みが起きる原因になることがあります。
痛みの感じ方はいろいろありますが、全く痛みがない方から、矯正治療の中で1番痛みを感じたという方まで個人差があります。

例えば、歯ぐきが弱っている人や不安や恐怖心を感じやすい方が痛みを感じやすいといわれています。

 

歯の表面につけている装置(ブラケット)にもメタルやセラミックなど、いろいろな種類があるため、それによっても装置をはずす時の影響は多少異なります。

中でも痛みを感じやすい部位は前歯、とくに下顎の前歯です。
前歯は歯根が細く、装置を除去する時にかかる力を感じやすく、他の部位よりも痛みとして感じやすくなります。
外していく部位によっては、かなりの負担を感じることで怖さを感じることもあるようです。
いずれの部位も、強引に力をかけてはずしていくことは致しません。
一本ずつ丁寧に行ないますのでご安心ください。

 

 

ブラケットを歯の表面からはずすと、その下には接着剤が残っています。
この接着剤は歯の表面が削れないように専用の器具を使って慎重に削って落としていきますので、ブラケットを外すのに要する時間は長めに1時間程頂いております。

 

この接着剤を削る作業中に歯がしみたり、痛みを感じた時は、我慢せずに伝えましょう。
ブラケットで隠れていた部分に虫歯ができていることがあります。
その場合はしっかり虫歯の治療をしましょう。

 

 

 

③保定装置のお手入れ

 

 

保定期間は個人差がありますが、だいたい治療期間と同じ2年ほどかかります。
基本的には食事と歯磨き時以外はお口の中に入っているものなので、自身の歯と同じように保定装置も清潔に保っておく必要があります。

 

 

・柔らかめの歯ブラシを使って、優しく保定装置の汚れをとる

保定装置の表面に傷がついてしまうと、その傷から雑菌が繁殖したり着色が起こりやすくなる原因になります。
また、研磨剤入りの歯磨き粉も傷つける原因になるため避けましょう。
外出時などで時間がない時は、水洗いするだけでも汚れを洗い流すことができます。

 

・洗浄剤を使用する

市販で売られている、リテーナー用の洗浄剤を使ってお手入れしていただくと、汚れが落ちるだけでなく、においが気になる場合にも効果的です。
使用頻度はその方によって好みがありますが、1週間に1〜2回程使われる方が多いです。
中には、気になったときに集中的に使う方もいらっしゃいます。

 

当院でもリテーナーシャインを販売しておりますので、お気軽に受付までお声かけください。

 

 

★まとめ★

 

歯科矯正に興味を持たれる方は、元々歯に対して意識されている方が多いです。
歯科矯正治療中の大変なケアやお手入れをしっかりすることで、歯の管理にもより自信がもてると思います。

治療が終わっても、健康な状態を維持することが重要であり、自分自身の歯で生涯をすごすことは歯だけではなく全身的な健康にもつながるとても大切なことです。

保定用のリテーナーをしっかり決められた時間使用する、普段から食後の歯のお手入れを怠らないなど、矯正治療中に培った習慣を続けると良いです。

 

 

使用している中で、リテーナーに不具合が出たり、歯列に気になる点が出てきたら、担当医にご相談ください。

矯正歯科医院へは矯正治療後も定期的に通院していただけると綺麗な歯並びを維持し続けることに繋がりますのでぜひ通院をおすすめ致します。