『インビザラインとインビザラインGOの違いとは？』｜町田の矯正歯科専門の歯科医院｜土日診療-町田駅前矯正歯科

『インビザラインとインビザラインGOの違いとは？』

記事作成および編集:I(矯正専門衛生士)
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

 

マウスピース矯正の主流であるインビザラインの中にインビザラインGOというものがあります。

今回はインビザラインGOとは何か、インビザラインとの違いも含めて解説します。

 

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【目次】

①インビザラインGOとは

②インビザラインGOのメリット、デメリット

③インビザラインとの違い

★まとめ★

 

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①インビザラインGOとは

 

 

インビザラインGOとは2018年に誕生し、インビザラインのシステムはそのままに、

前歯のみの部分矯正に特化したマウスピース矯正です。

奥歯を除く計20本の歯を対象としているので、歯の移動量が少ない症例に向いています。

インビザラインGOの対象となる症例は叢生、空隙(すきっ歯)、交叉咬合、開咬ですが、

どの症例も奥歯の噛み合わせが正常で症状が軽度であることが必須です。

奥歯の噛み合わせが正常でないとインビザラインGOで治療しても

最終的に綺麗な歯並びにならないため、満足する結果になりません。

また、対象となる歯の本数が少ないため、

インビザラインよりも短期間、低価格で治療することが可能です。

 

 

②インビザラインGOのメリット、デメリット

インビザラインGOのメリットは以下の通りです。

❶矯正治療の費用が安い

インビザラインGOは治療範囲が狭いため、費用が安くなります。

通常のインビザラインでは80～100万円ほどかかりますが、

インビザラインGOでは50万円前後である場合が多いです。

 

 

❷短期間で治療が終わる

全ての歯を対象とした矯正治療は約2年ほどかかりますが、

インビザラインGOでは半年～1年で歯を動かす治療が終了する場合が多いです。

 

 

❸前歯の歯並びを手軽に治せる

前歯のちょっとしたガタガタや隙間をマウスピースをはめるだけで

綺麗に治すことができます。

また、過去に矯正治療をして後戻りをしてしまった方にも適しています。

 

 

インビザラインGOのデメリットは以下の通りです。

❶適応症例が限定される

インビザラインGOでは奥歯を動かすことができないので、

奥歯の噛み合わせが正常で軽度の症例にしか適応しません。

他の方法で矯正治療をすることをおすすめする場合があります。

 

 

❷歯科医師の経験・技術に左右される

インビザラインGOは最新の矯正治療法であるため、

専用の機器を備えている歯科医院でなければ治療を行うことができません。

また、インビザラインGOは一般歯科向けに開発されたマウスピース矯正なので、

歯科矯正の知識がある歯科医師であればライセンスを取得でき、

治療を行うことができます。

したがって、インビザラインGOの経験が豊富な歯科医師を選ぶことが大切です。

 

 

❸奥歯の噛み合わせが悪くなる場合がある

インビザラインGOで前歯だけの歯並びを整えると、

奥歯の噛み合わせが悪くなる場合があります。

マウスピースをはめていると奥歯が

圧下(歯の見えている部分が歯茎の中に埋まってしまうこと)してしまい、

噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。

このような場合にはワイヤー矯正に移行する場合があります。

 

 

③インビザラインとの違い

 

 

インビザラインとインビザラインGOの違いは以下とおりです。

	インビザライン	インビザラインGO
治療範囲	大臼歯を含めた歯列全体	大臼歯を除く計20本の前歯のみ
適応症例	軽度～重度の叢生、上顎前突、下顎前突、開咬、空隙	軽度～中等度の叢生、空隙、前歯の開咬や交叉咬合
治療期間	約1～3年	約半年～1年
費用	約100万円	約30～50万
担当医	矯正専門歯科医	一般歯科医
素材	スマートトラック(独自素材)	スマートトラック(独自素材)

同じマウスピース矯正でも違いはたくさんあるので、

自分に合った治療法を見つけるためにも、歯並びが気になる方は担当医にご相談ください。

 

★まとめ★

①インビザラインGOとは奥歯を除く計20本の前歯のみの部分矯正に

特化したマウスピース矯正です。

インビザラインGOには、②のようなメリット・デメリットがあります。

 

②インビザラインGOのメリットは費用が安く、短期間で治療が終了するので

前歯の歯並びを手軽に治すことができます。

また、一般歯科治療と矯正治療を包括的に受けられます。

デメリットは適応症例が限定され、

歯科医師の経験や技術に左右される場合があります。

また、奥歯の噛み合わせが悪くなることがあり、

最終的にワイヤー矯正との併用が必要になる場合があります。

 

③インビザラインとインビザラインGOは

治療範囲、適応症例、治療期間、費用、担当医に違いがあります。

一人一人に合った治療法を見つけるために、担当医に相談してみましょう。