『矯正治療とボトックス』
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『矯正治療とボトックス』
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記事制作と記事編集:矯正専門歯科衛生士 K
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長
『矯正治療とボトックス』
みなさんこんにちは!町田駅前矯正歯科でございます。
さて今回のお題は
『矯正治療とボトックス』です。
美容整形などでよく知られるボトックスですが歯科矯正治療にも用いられることを ご存じですか??
今回はボトックスについてお話をしていきます!
【もくじ:目次】
I:歯科で使われるボトックスとは?!
II:ボトックスって保険適応なの…??
III:お勧め超音波洗浄機ベスト3!!
IV:簡単な使用方法伝授!!
I :『歯科で使われるボトックスとは!?』
ボトックスは近年美容整形業界で当たり前の存在となってきていますが、一体どういったも のなのか???
ボトックス(ボツリヌス)とは、ボツリヌストキシンと呼ばれる複合毒素から毒素を取り除かれて
抽出されたタンパク質の一種です。
美容の世界ではシワ取りで使用されているので有名 ですが、歯科では筋肉を弛緩させる作用があるため、
歯ぎしり・食いしばりに有効な治療法 です。
II:『ボトックスって保険適応なの…?』
ボトックスって歯ぎしり、食いしばりに適応するなら保険適応できるのでは!?と思う方もい
らっしゃいますが、ボトックスは自由診療のため、保険適用外になります。そのため費用は
10割負担ですので治療費は高額になります。
ただ、食いしばりの改善を目的としてボトックスを受けた場合は歯科治療の一環となるため、
医療費控除対象になる可能性があります。
もし、気になる方がいらっしゃいましたら、かかりつけの歯科医師に尋ねてみるのもありかもしれ ません…!
III:『歯科矯正とボトックス』
さて、本題に入ります!! 歯科矯正中にボトックスを行った時に得られるメリットをお話ししていきます。
『歯ぎしり、くいしばりを根本から解決! なかなか治らない歯ぎしり食いしばりを根本から除去』
歯ぎしりは上下の歯を擦り合わせたり強く噛み締めたりする動作です。いずれも顎の動きが関係しています。
歯科医療でのボトックス治療は、噛む動作を引き出す筋肉である咬筋にボトックス注射をします。
咬筋の動きを抑えるため歯そのものを治療することはありませんが、相乗効果で得られる効果は高いでしょう。
『顎関節症に直接アプローチ』
関節はそこに関わる筋肉のバランスが取れてると、自然なポジションに収まります。
顎関節の場合、上下の歯の間に若干の隙間ができる位置が安静位です。
しかし歯ぎしりで咬筋や周囲の筋肉の収縮が続くと、顎関節に過剰な力が加わり安静位を 保てません。
すると関節の隙間が狭くなり関節の間の軟骨が潰されたりズレたりします。
顎関節症では口が開けにくくなったり、口を動かしたときに顎関節(耳の前あたり)でクリッ ク音がしたりします。
それは顎関節の動きが悪くなっているからです。
咬筋にボトックス注射をすると、顎の動きが抑えられて歯ぎしりの回数が減り
顎関節にか かる負担も減ってくるため顎関節症の改善も期待できます。
IV:『ボトックスのデメリット』
ボトックス注射の副作用については、安全基準がしっかりとありますが、個人差はあります。
注射後の痛みは注射針を筋肉にさすことによるもので、損傷された筋肉を修復するための 身体の自然な反応です。
また有効成分の「ボツリヌストキシン」はタンパク質で、体内に入ったときに異物と認識され 抗原抗体反応が起き、
皮膚が赤く腫れるなど発疹が現れる場合があります。
そのほか、力が入らないなど薬の効果が予想以上に強く出てしまった場合や何か気になることがあったら
早めに主治医に連絡しましょう。
【★まとめ★】
I:歯科矯正で用いられるボトックスは美容業界と使用しているものは変わらない
II:ボトックスは保険適応外であるが医療費控除を受けれる場合がある
Ⅲ:ボトックスは歯ぎしり食いしばりを根本から除去することができる
Ⅳ:痛みを感じることはあるが個人差がある
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