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『矯正治療と糖尿病について』|町田の矯正歯科専門の歯科医院|土日診療-町田駅前矯正歯科

『矯正治療と糖尿病について』

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『矯正治療と糖尿病について』

『矯正治療と糖尿病について』

記事制作と記事編集:矯正専門歯科衛生士 O

監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

みなさん、こんにちは!町田駅前矯正歯科です!

今回のお題は『矯正治療と糖尿病について』です。

糖尿病は生活習慣病のひとつで、運動不足や食生活などが大きく関わっていると言われています。日本では4人に1人が糖尿病になる危険がある病気です。

歯科治療を行う際に注意すべきだと言われている病気です。糖尿病でも矯正治療はできるのかなど話していきます!

 

 

 

 

 

 

【目次】

Ⅰ:糖尿病とは?

Ⅱ:歯科と糖尿病の関係

Ⅲ:矯正治療はできるのか?

⭐︎まとめ⭐︎

 

 

 

 

 

 

Ⅰ:糖尿病とは?

 

糖尿病とは、インスリンの作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われずに血糖値が普段より高くなっている状態と定義されています。

 

・1型糖尿病

1型糖尿病は免疫の異常によっておこります。膵臓のランゲルハンス島のβ細胞に障害が起こることで、インスリンの生産ができずに高血糖状態が続くものです。おもに、子どもや青年に発症し、治療にはインスリン注射が必要になります

・2型糖尿病

2型糖尿病は遺伝や食生活の乱れによって起こります。中高年の多くに発症しており、糖尿病患者の95%は2型糖尿病とされています。

高脂肪や高カロリーな食事、運動不足やストレス、喫煙習慣が関与しているため、服用やインスリン注射が必要なこともありますが、運動療法や食事療法が行われることが多いです。

 

・妊娠糖尿病

妊娠中の糖代謝異常により血糖値のコントロールが上手くできなくなってしまった状態です。

 

糖尿病の特有の合併症で網膜症、腎症、神経障害という3大合併症の他に合併症の第6には歯周病が含まれており、歯科と糖尿病は関係性があります。

 

 

 

 

 

 

Ⅱ:歯科と糖尿病の関係

 

糖尿病の合併症の一つに歯周病が挙げられます。歯周病はプラークという磨き残しによって引き起こされます。歯の周りの歯茎の炎症からはじまり、進行が進むと歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。

歯周病は自覚症状がほとんどないため、歯が動揺したりするまで気づかない場合もあります。

特に糖尿病の方は歯周病の進行しやすいと言われています。

その理由として、健康な人に比べて糖尿病の人は唾液の分泌量が低下することによって、唾液の糖分濃度が上がりプラークが付着や細菌の増殖が加速するために歯周病が進行しやすいと考えられています。

 

 

 

 

 

 

糖尿病の方が歯科治療で注意する点としては

・感染しやすい

歯科治療の中でも抜歯をする際に、口腔内の常在菌が血液に入り感染症を起こす場合があります。

・傷が治りにくい

糖尿病では高血糖による血流障害などによって傷が治りにくくなります。日常生活での小さな傷でも治りにくいため、抜歯、歯周病などでは治療に時間がかかることを想定して治療計画を立てる必要があります。

・血糖値の大きな変動がある

歯科治療を受けるときのストレスや麻酔により血糖値が上昇することがあります。また、歯が痛くて食事が取れない場合には低血糖になる場合があります。それによって昏睡状態に陥ってしまう可能性があるので、治療前にはご飯を摂るようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

Ⅲ:矯正治療はできるのか?

糖尿病の方でも矯正治療は可能です。その際には糖尿病の主治医と歯科医が連携をとって歯科矯正を進めていく必要があります。

歯科治療同様注意点としては、抜歯が必要なケースでは感染のリスクが高まるため処方された抗生剤を必ず飲みましょう。

また、装置が付くため普段の歯磨きのみでのプラークコントロールが難しくなります。磨き残しが多いと歯周病に繋がりますので気をつける必要があります。

来院時前にご飯を摂ることや、血糖値の変化がないかなどの確認をお願いいたします。

目安としては空腹時血糖値126mg/dl未満、食後血糖値200mg/dl未満、HbA1cが6.5未満であることが好ましいです。

 

 

 

 

 

 

⭐︎まとめ⭐︎

Ⅰ:糖尿病はインスリンの作用が十分でないためブドウ糖が有効に使われずに血糖値が普段より高くなっている状態。1型糖尿病、2型糖尿病、妊婦糖尿病がある。

Ⅱ:歯周病は糖尿病の合併症の1つです。プラークが付着しやすく、細菌感染によって歯周病の進行が早くなりやすい。

歯科治療を受ける時は、感染や傷が治りにくいことに注意が必要。血糖値のコントロールが大切になる。

Ⅲ:糖尿病でも矯正治療は可能。糖尿病の主治医と歯科医が連携しながら慎重に治療を進める必要がある。

 

いかがでしたか?今回は糖尿病と矯正治療についてお話ししていきました。糖尿病での矯正治療に不安のある方はカウンセリング等で一度診せていただけたらと思います。では、また次回お会いしましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

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