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『矯正歯科専門衛生士が教える歯ブラシの選び方』|町田の矯正歯科専門の歯科医院|土日診療-町田駅前矯正歯科

『矯正歯科専門衛生士が教える歯ブラシの選び方』

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『矯正歯科専門衛生士が教える歯ブラシの選び方』

記事作成および編集:I(矯正専門衛生士)
監修:渡邉 博人 日本矯正歯科学会認定医/町田駅前矯正歯科医院長

 

 

一般に販売されている手用歯ブラシは種類がたくさんあるため、自分に合った歯ブラシを見つけることが難しいです。

市販や歯科専売品のものを合わせても100種類以上あります。

今回は自分に合った歯ブラシの選び方について解説していきます。

 


 

【目次】

①歯ブラシの目的

②歯ブラシ選びのポイント

③おすすめの歯ブラシ

★まとめ★

 


 

①歯ブラシの目的

 

 

 食事後、歯垢(プラーク)が付着したまま歯を磨かないと、虫歯や歯周病になることがあります。

プラークは複数の細菌がペリクル(歯の表面を覆っている唾液および唾液糖タンパクに由来する有機被膜)上に付着したものであり、虫歯などの代表的な病原因子です。

 また、歯ブラシがお口の大きさや歯の形、歯並びに合っていないと磨き残しができてしまうことがあり、注意が必要です。

 

 歯ブラシの主な使用目的は、下記のとおりです。

❶食物残渣の除去

❷プラークの除去

❸歯肉のマッサージ

❹口腔粘膜の清掃

❺舌の清掃

❻口腔機能のリハビリテーション

 

②歯ブラシ選びのポイント

 歯ブラシは「毛の硬さ」「ブラシの形」「毛の材質」「ヘッドの大きさ」「毛先の形」「柄の形や大きさ」などの特徴から、それぞれの人に合ったものを選びましょう。

 

❶毛の硬さ

 歯ブラシの硬さには主に「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3つあります。

歯茎が健康な方は「ふつう」の硬さがおすすめです。

「やわらかめ」の歯ブラシは歯茎を傷つけにくいので、歯茎が腫れている方や重度の歯周病で歯茎から出血しやすい方におすすめです。

「かため」の歯ブラシは1番汚れを落とすことができますが、間違った歯磨きをしてしまうと歯茎を傷つけてしまう可能性があります。

手になかなか力が入らない方やご高齢の方は歯磨きの圧が強くなりにくいのでおすすめです。

硬さ こんな人におすすめ
やわらかめ 歯茎が健康な方
ふつう 歯茎が腫れている方や重度の歯周病で歯茎から出血しやすい方
かため 手になかなか力が入らない方やご高齢の方

 

❷ブラシの形

 歯ブラシの形には主に「フラット」「山型」があります。

「フラット」は毛先が平らになっていて、均等に圧力をかけることができるので歯の表面の汚れを落としやすいです。年齢を問わず、幅広い年代におすすめです。

「山型」は毛先が山のようにギザギザにカットされていて、歯と歯の間にフィットしやすい形状になっています。歯並びが良くない方や矯正治療をしている方におすすめです。

ブラシの形 こんな人におすすめ
フラット 年齢を問わず、幅広い年代
山型 歯並びが良くない方や矯正治療をしている方

 

❸毛の材質

 歯ブラシの毛の材質には主に「人工毛」「自然毛」があります。

 市販の歯ブラシのほとんどが「人工毛」であるナイロンを使用しています。

ナイロンは吸水性が低く、耐久性に優れています。また、歯科専売品の多くは飽和ポリエステル樹脂(PBT)を使用しています。

ポリエステルは柔らかく、コシがあり、ナイロンに比べて耐久性が高いです。また吸水性がほとんどなく、速乾性もあります

 一方、豚毛や馬毛などの「自然毛」を使用した歯ブラシは適度な弾力があり、人工毛より柔らかいため歯や歯茎を傷つけにくい特徴があります。

ただし、吸水性が高く雑菌が繁殖しやすいため、使用後はしっかりと乾かして衛生管理をすることが大切です

 

❹ヘッドの大きさ

 一般的には縦が植毛3列で横が上の前歯2本分の幅(約2cm)と同じくらいの大きさが適正です。

大きめのヘッドは歯に当たる面積が大きいため、一度に磨ける歯の本数が多いですが、細かいところまで毛先が届きにくく、磨き残しが多くなってしまうことがあります。

また、人によって奥歯まで毛先が届かない場合があります。お口が大きく、奥歯まで毛先が届く方やご高齢で歯ブラシを細かく動かせない方におすすめです。

小さめのヘッドは歯に当たる面積が小さいので清掃効率が悪いように思えますが、細かい場所まで毛先が届くので磨き残しを少なくすることができます。

しかし、ブラシが広範囲に当たるわけではないので、一本ずつ丁寧に磨く必要があり、歯磨きに時間がかかってしまうことがあります。

お口が小さい方や歯並びが良くない方におすすめです。

ヘッドの大きさ こんな人におすすめ
大きめ お口が大きく、奥歯まで毛先が届く方やご高齢で歯ブラシを細かく動かせない方
小さめ お口が小さい方や歯並びが良くない方

 

❺毛先の形

 歯ブラシの毛先の形は主に「ラウンド毛」「テーパー毛」があります。

 「ラウンド毛」は一般的に広く使用されている毛で、根本から毛先まで均等な太さで毛先が丸くなっています。

コシが強く、効率よく汚れを落とすことができます。健康な歯(歯茎)の方におすすめです。

 「テーパー毛」は毛先に行くにつれて細くなっています。

毛先が細くコシが弱いためラウンド毛に比べて汚れの落としやすさでは劣りますが、隙間に入り込み、奥に入り込んだ汚れまで掻き出すことができます。

歯茎が腫れている歯周病の人におすすめです。

毛先の形 こんな人におすすめ
ラウンド毛 健康な歯(歯茎)の方
テーパー毛 歯茎が腫れている歯周病の人

 

❻柄の太さ

 歯ブラシの柄は細すぎると安定しなく、太すぎると力が入り過ぎてしまう場合があります。

ご高齢の方など、握力が弱まってる方や手先を思うように動かせない方は太めのものを選ぶと良いでしょう。

なお、ブラシ近くのネック部分は持ち手部分よりも細い方が奥歯まで入りやすいです。

 

③おすすめの歯ブラシ

 おすすめの歯ブラシは2022年7月26日に投稿した『電動歯ブラシと普通の歯ブラシの違い』にも記載があります。今回は別の歯ブラシを1種類紹介します。

【タフト24】

タフト24は、狙ったプラークをしっかり掻き出すコシと、歯や歯茎を傷つけない毛先の加工が施されています。

患者さんの口腔内に合わせて選べるよう6種類の硬さがあります。

  • ESS:重度知覚過敏、抜歯や手術などで歯肉がデリケート、歯肉が健康な方
  • SS :動的治療中、歯根電出、歯肉が健康な方
  • S:歯肉が健康、ブラッシング圧が強い方
  • MS:歯肉が健康、かための歯ブラシが好きな方
  • M:歯肉が健康、ネバネバしたプラークがある方
  • MH:歯肉が健康、頑固なプラークがある方

 

商品仕様

硬さ:ESS/SS/S/MS/M/MH

カラー:レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、ホワイト

素材:毛 PBT 柄 PP

サイズ:毛束 24 全長 170MM 毛 8.5-11MM

製造国:日本

 

★まとめ★

① 歯垢は虫歯や歯周病などの最も代表的な病原因子であり、歯ブラシが合っていないと磨き残しができる場合があります。

② 歯ブラシは「毛の硬さ」「ブラシの形」「毛の材質」「ヘッドの大きさ」「毛先の形」「柄の形や大きさ」などの特徴から、それぞれの人に合ったものを選びましょう。

③おすすめの歯ブラシは【タフト24】です。狙ったプラークをしっかり掻き出すコシと、歯や歯茎を傷つけない毛先の加工が施されています。患者さんの口腔内に合わせて選べるよう6種類の硬さがあります。

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